COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2011年5月1日 23時24分

東日本大震災から2ヶ月近く経ちました。

まだまだ大変な状況で、こころが痛みます。日本中だけでなく世界中の人たちが、

同じ思いでいらっしゃることでしょう。

 

阪神大震災の折も、クレコスで募金をさせていただき、集まった募金を関係者で

被災された方々に、少しずつお茶碗でもお買いくださいとお分けし、後は公的機関

へ寄付させていただきました。

今回もそのようにさせていただきたいと募金を集めさせていただいております。

 

またそれとは別に会社から何か気持ちをお届けしたいと、お見舞いにジュースとジャ

ムの詰め合わせをお届けしました。

その商品は、クレコスペーパーに掲載させていただいている商品です。

 

 

クレコスペーパーは、クレコスと理念やコンセプトをおなじくする商品の通販誌です。

その中で福島県の伊達水密園さんの「蜜紅玉のりんごジュース」を御紹介しておりま

した。

その伊達水密園さんがご他聞にもれず被災されたのです。

 

 

大きな打撃を受けられ、その上風評被害で震災前に製造が済んでいるジュースやジャ

ムまで売れなくなってしまわれたのです。

その話を聞き、何とか少しでも支援になればと思い、関東、東北の関係者の方々へ

『気持ちだけですが、福島の農家さんのジュースとジャムですので、ホッと一息つか

れるときにお召し上がりください。』とお便りをつけてお送りしました。

 

 

そうしますと仙台や岩手の方々から、同じ東北の物を送っていただいてありがとうご

ざいます、と会社の気持ちを喜んでくださり、ご自分達も大変なのに、「福島は私た

ちよりもっと大変だと思いますので頑張ってくださるようにお伝えください。東北を

応援してくださり有難うございます。大阪は日本の経済を活性化するために、自粛せ

ずに元気に頑張ってください。」と逆に励まされ胸が熱くなりました。

 

 

そんな中、先日、伊達水密園の佐藤さんとNHKの国際放送の方がクレコスへ見えま

した。佐藤さんは、苦労して作り上げた果物作りのビジネスを続ける為に、いち早く

長野への移転を決意されました。福島は息子さんたちに任せて、ご夫婦で新しい土地

で新たなチャレンジをされます。その御挨拶に見えたのですが、その佐藤さんを取材

して国際放送のニュースを取りに一緒に来られたのです。

 

 

それが26日の国際ニュースで世界へ向けて放送されました。

『あっ!!写った!』程度の放送にNHKから3人来られ、1時間ほどカメラを回し

ていらっしゃいました。大変なお仕事ですね。

テレビに映った自分の顔を見るのはなんとも気恥ずかしいものでした・・・。

 

伊達水蜜園.jpg

 

そのテレビに毎日映し出される報道を見ながら、何かできることがないだろうかと考

えています。

先日、別のところから福島の安全な野菜の通信販売のご案内をいただいたので早速購

入しました。佐藤さんのりんごジュースもジャムもまだ残っているそうです。

福島の産物を買ってあげることも支援の一環ですので、皆で出来ることを考えてまい

りましょう。