COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2018年1月24日 15時32分

平成30年の年明け1月、公私ともに様々なものが変わりつつある年になりました。

昨年11月に25周年の式典をさせていただき、それに合わせて社長交代を致しました。私は86歳まで仕事をすると決めていますので、やめてしまうのではありませんが、代表取締役会長という立場になりました。

会長として、戌年の年女として迎えたお正月は、気分的にのんびりと楽しく新たな元気、勇気、ヤル気がわいてきたような思いです。

阪急百貨店のお正月のウインドウも華やかな明るさに溢れています。去年も同じウインドウを見たのですが見る方の目が落ち着いて…というか、ゆったりと…というか何か違う物を感じます。


     

 

 

この年になって、新たな何かを始めなければという思いに駆られています。会社を作ってからは好奇心のおもむくままに、仕事優先で走ってまいりましたが後30年(義母と同じく102歳まで生きるつもり)の人生設計が必要です。

否応なく衰えていく体は仕方がないですが、その衰えを何とか気力と努力でカバーしてさて何を始めましょうか?

 

    

 

娘時代はお茶お花、書道洋裁、お料理に英会話(何一つ役立っていません)結婚して子供の小さいころは実用的に洋裁、和裁、編み物、籐編み等、夢中でやりました。

図らずも仕事をしだしてからは、仕事一筋脇目も振らず?お友達に海外旅行に誘われてもお断りし、映画にも何十年も行ったことがない…たまに時間が合えば美術館か舞台を見に行く程度のお付き合い、講演会はよく行っていますが仕事がらみですし、国内旅行もほとんど仕事を兼ねてというありさまでした。

唯一の楽しみは小説を読むことぐらい…でも毎日が楽しく、今日は何があるかなと目覚めるのが楽しみな毎日です。

 

さて、今興味のあることはお謡い、三味線、編み物、日本画…さて私に何が向いているのでしょう。歌舞音曲の才能もなさそうですし、手先の器用さもあるとは言い難いです。

 

色々と考えても、やっぱり仕事と称して色々なところへ出かけ、たくさんの方々とおしゃべりするのが一番好きかもしれません。

安藤忠雄先生は『老化することは仕方がない。それを助けるのは知的能力と好奇心だ』とおっしゃっています。70数年の生き方はなかなか変えられませんが、様々な好奇心だけは失うことなく感性を磨くことを心がけ、新しい年を踏み出そうと考えています。