COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

最近クレコスをご紹介いただいた本が2冊出ました。

一冊は『その商品は人を幸せにするか ソーシャルプロダクツのすべて』という本です。

 

近年、環境や人、社会に対する配慮がなされた商品・サービス(ソーシャルプロダクツ)が増えてきています。内閣府が行っている調査でも「社会のために役立ちたい」と思っている人の割合は上がってきて現在では7割近くになってきているそうです。商品の価格は私達にとって重要ではありますが、意識は変化してきていて、単に安さを求めるのではなく「これまであまり考えられてこなかった、あるいは満たされてこなかった幸せ」を商品やサービスや事業の中で提供してくれる事や物を求めるようになってきているようです。

 

そんな中で数年前からソーシャルプロダクツアワードという賞が設けられ会社の大小を問わず、様々な会社が表彰されるようになりました。クレコスは一昨年このアワードで大賞をいただきました。そしてこの度まとめられた本の中の事例紹介のところの一番に載せていただきました。

 [寄付より、持続する参加型事業を]ということでQUONを中心にした商品作りに農業と福祉との連携を取り入れていることが紹介されています。

長年に渡り副社長を中心に農業と共に、また障がい者の方々と共に作り上げて来た事業が評価されて大変うれしいです。これは何より、クレコスの商品を御理解の上お使いくださっているご愛用者の皆様があってのことだと心より感謝申し上げます。

 

もう一冊は、『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者でいらっしゃる

坂本光司先生とその研究室で出された『日本でいちばん社員のやる気が上がる会社』という本です。

クレコスは小さな会社ですし、近所の方はお昼は自宅に帰りますので、社員やパートさん、12人ほどで会社で昼食を食べます。その時に毎日お味噌汁を私が作っています。それと日曜日には一升ほどご飯を炊き、おにぎり(梅、こぶ、鮭、たらこ)を作って会社で冷凍をして置いています。遠いところから来ている人やお弁当を作る間がなかった人、あるいは残業をする人がお腹がすいたときにお菓子ではなくおにぎりを食べてほしいのです。お米がいいのか腕がいいのか大変評判がいいのですよ。その甲斐あってかコンビニでお弁当を買う人はほとんどいなくなりました。会社のコンセプトに合った食生活をしてほしいと思う私のささやかな願いです。

このことを本に取り上げていただきました。中小企業の福利厚生制度の現状や、今後の制度の導入と運営の項目のほかに「社員と家族が飛び上がって喜ぶ福利厚生制度100」という会社の一つとして書いていただきました。他にもユニークな会社が紹介されていて面白いです。

 

 

 

この本のはじめに…のところで「人、とりわけ社員とその家族を大切にしている企業の業績は例外なく高い…」と書かれています。クレコスを取り上げていただいたのですから、この言葉に恥じない会社にならなければと決意を新たにしています。

   著者 坂本光司先生と