COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2011年04月05日

一日も早い復興を願うように、桜の花も咲き始めました。

自然の脅威でどんなにひどい状態にされても、一方で花を咲かせ、季節をめぐらせる

のが自然の素晴らしさですね。前を向いて頑張ってまいりましょう。

 

先日、お誘いを受けてあるセミナーに参加してきました。

このセミナーの主催者は常々「高齢者は国の宝です。」とおっしゃっている、元カネ

ボウの常務取締役の近藤町子さんです。

 

 

70歳のときに悪性リンパ腫で余命1年と宣告されました。

手術のあとあらゆる養生法を実践され、今はすっかりお元気になられて、これからは

高齢者を元気にすることを生涯の奉仕の仕事にしますと決意されました。

そして"一般社団法人一歩の会"という団体を立ち上げられ、健康サポーターを養成

する事業に乗り出されました。

 

 

前回のほほんコラムに書きましたが、私がちょうど震災のときに受けていたのがこの

研修です。

研修内容は、簡単に言いますと中国4000年の歴史のある『医心方』という療法を

実践的に勉強し、足腰の痛みをとるというものです。

 

みんな痛いところは何かとありますよね。

肩が凝る、腰が痛い、ひざが痛い...これらの痛みが、薬を使わずに生姜や枇杷の葉や

サトイモで楽になるのです。

ご存知の方も多いかもしれません。でも実践されている方は少ないでしょう?

 

私も頭では知っていても、やったことはなかったのです。

ところが真面目にやってみると気持ちいい~痛いのが楽になった~と効果が目に見え

て出てくるのです。

 

 

醍醐寺.JPG

醍醐寺の綺麗な研修施設で20数名ほどが研修を受けました。

 

先生は8人ほど。先生方はこのお手当で、何らかの治癒効果を経験されている方たち

です。実習に筆記テストもあるということで、久しぶりの勉強で夕ご飯が終わってか

らも自習です。

 

私の目的は、これを周りの人に教えてあげることによって、70歳からの女性が元気

になってもらう事。

今まで頑張って日本を支えてきた人たちが、残りの人生を楽しく元気に送ることが出

来たら、医療費は軽減され国の負担も軽くなり、外へ出かけることで消費が増え、そ

の上お化粧もお教えできればもっと楽しくなり...といい事尽くめになるなぁという甘

~い考えです。

 

でもいいでしょう、この甘~い考え!!

前向きで大好きです。これからはどんどん高齢者が増えてきます。

私も後5年で70歳で高齢者の仲間に入ります。

皆願うことは一緒。元気で長生き、若いものの世話にはなりたくない。自立して楽し

く生きよう!!です。そのお手伝いが出来れば素晴らしいですよね。

 

 

研修では無事合格し初級の健康サポーターの認定書をいただきました。

また次の中級、上級にチャレンジします。勉強は頑張るとして、辛いのがお食事です。

お寺ですので、お昼はおうどん、夜もご飯と煮物とおうどん、朝はおかゆと味噌汁と

お漬物。被災地の方を考えると贅沢は言っていられません。

が、1泊2日ならまだしも2泊3日になると、ちょっとトホホ...です。

 

 

でもこのセミナーの主催者でいらっしゃる近藤町子さんは今年80歳で、クレコスの

ご愛用者です。

負けてはいられません。ご飯とおうどんで頑張ります!