COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2010年09月01日

 

暑いですね!!!

日本は亜熱帯の国になってきたのでは...と思っていたのですが、まさしくその状態

で、ストッキングやボディスーツを脱ぎ捨てて、ムームーでも着て歩きたいくらい

です。

 

しっかり冷たさをキープする水筒に氷と水を入れ、バックの中でカランカランと音

だけでも涼しげに持ち歩いています。

さて水と言えば、色々大変なことになっていますね。

 

 

先日『クレコスいのちの森倶楽部』で始めての総会を開き、【NPO法人 奥山保全

トラスト】理事の岡真理子先生にお越しいただきご講演会をしていただきました。

 

        総会 全体.JPG          総会 岡さん.JPG

 

日本は森林国で、飛行機で新潟へ飛ぶときなどでも、こんなに山また山なのに...と思

うのですが、本当の自然そのままの手つかずの原生林はほとんど残されていないのが

現状のようです。

 

最近その奥山を外資が買いに来ているとか...そんな話があちこちで聞かれるようにな

りました。考えてみるととても怖い話です。

気がつけば日本の水源の森である奥山は外国の持ち物になっていて私たちは水を自由

に飲めない時代が来るかもしれません。そんな恐ろしい事態にならないように、私た

ちはもっと日本の自然に興味を持ち、今何をしないといけないか、真剣に考えないと

いけないときが来ています。

 

 

そこでいま奥山保全トラストでは、三重県大台町の408ha、1,234,200坪の山をトラ

スト地として買い取る運動をされています。

ここは、夏になると草原に自然に水が湧き出し、いずみが出来、モリアオガエルが産

卵をし、夏が終わるころにはまた草原に戻るという神秘的で貴重な自然が残されてい

るところです。

 

 

ここをトラストして、自然のままで残そうという運動なのです。

ここに『クレコスいのちの森倶楽部』として寄付をさせていただいています。

皆様も直接、あるいは当森倶楽部にお入りいただいて、間接にでもご寄付をお願いし

たいと思います。

 

 

また別の意味で水がビジネスになっている場面が話題になっています。

先日大阪府知事の橋下徹さん主催の大阪を『都』にすることを考える会に行って来ま

した。1300人ほどの人がお集まりで、東京都の副知事の猪瀬直樹さんとディスカ

ッションをなさっていましたが、東京も大阪も水道水をペットボトルに入れて売って

いるのです。

 

 

東京はマレーシアを始め東南アジアに水の売込みをかけるのだそうです。

なぜならば日本の浄水技術は世界のトップを走っているようで、それが日本を救うビ

ジネスになるそうです。

 

 

水という"いのち"にとってなくてはならない大切なものが、枯渇の危機にさらされ、

売り買いされる現状をどう考えればいいのでしょうか?

人口が増え、数十年後には二人に一人が、渇きを癒せなくなると言われている現状も

あります。

 

 

水が地面に保水されるために、木を植えることもとても大事なことになってくるので

す。地球が危ないといわれて久しいですが、作家の開高健さんが色紙を求められたと

きに良く書かれたという有名な言葉があります。

 

 

『明日地球が滅びるとしても、今日あなたはりんごの木を植える』

 

 

日本という水資源が豊にある国に生まれた幸せを感謝すると共に、どう大切に使って

いくかをすべての国民が真剣に考えるときだと思います。

 

橋本 府知事.JPG

と、えらそうなことを言っていますが、私もミーハーですね・・(汗)

 

 

府知事の会の懇親会で回ってこられた知事を捕まえて写真を撮ってもらって握手をし

てきました。(左 私)