8月2日におばあちゃんの101歳のお誕生会をしました。
丸いケーキに1と0と1の数字のろうそくを立てお祝いをし、
数字が3本立つのも珍しいケーキやなぁと皆で喜んでおりました。
私の娘がロボットの猫をプレゼントしました。頭をなでるとミヤァーと鳴き、
しっぽを触るとブルブルブゥと怒ります。
猫好きなおばあちゃんはにっこり笑い、『名前何にする?』と聞くと自分で
『ミーちゃん』と名付けました。
みんなが集まってのお祝いに終始ご機嫌な様子でした。
実は、今年に入って体調を崩し、一時はもうだめかな…と思うほどに弱っておりました。
一時期、家ではリハビリも出来ないからと、施設に預けて土日だけ連れて帰って
いたのですが慣れない場所にストレスがたまり、物も言わなくなりお念仏三昧、
『お迎えが来ています…』とぶつぶつ言い出して歩くことも不可能なほどの状態に、
どうしたものかと思っておりましたが。家に帰りたいのだろうという事で、
自宅介護に切り替えました。
4月ごろは、孫やひ孫がお見舞いに来ると、『お世話になりました。幸せになりや…』
と皆にお別れの言葉とも思えることを常に口にしていたのですが、
誕生日までは頑張らないとと、本人を励まし介護用品も何かと取り揃えての
日々が始まりました。
主に主人が家に居ますので看てくれており、施設からも午前、
午後と来ていただきながらの介護。夜は主人と二人で車いすに乗せて
リビングまで連れてきて一緒にご飯を食べます。一人では食べられませんが、
食欲も旺盛でおやつもしっかりといただき、好きな物の時には大きな口を開けます。
今まさに食べることがいかに体にとって大事な事かを思い知らされています。
4月は葬儀の覚悟を決めましたのにそれから4ヶ月、
だんだんに元気になってきて昨日などはご飯の後、
桃とプリンを食べ、まだアイスまで食べたいとまで伝えてくるほどに。
人間ってすごいなぁとおばあちゃんの世話をしながら感動することがあります。
100歳を超えても、復活する力があるのだなぁと。
介護士の方や、病院の先生、家族や周りの方々に支えられ、幸せなおばあちゃんを見ていると、
こちらまで幸せな気分になります。
一日の食事や排泄のリズムも出来、穏やかな日々が続きます。
次は102歳、まだまだ頑張ってね、おばあちゃん。
九州の宮崎で発行されている新聞です。週に一回発行されます。発行部数は9000部になりました、と先日ご主人が編集長である松田くるみ社長からお聞きしました。500部の発行から始まり、来年は25周年、口コミだけで広まった新聞です。私の周りでも随分読者が増えました。
読んでいる人が集まる読者会が先日奈良で初めて行われました。5~6年前に大阪で読者会に出席したことがあるのですが、その時松田くるみさんは発行部数は3000部だとおっしゃっていました。それで経営が成り立つのかな…と思ったことを思い出します。わずか5年で3倍に!!
記事はあちこちで開かれる講演会の中で面白かったもの、感動し
たもの、心温まったもの、ためになったもの等を講演の先生の許可を得て掲載していらっしゃる新聞です。私もよく存じ上げている先生方の講演もたくさん載っています。ですからこの新聞にはいい情報しか載っていません。
20年前に、大阪で「いい話の新聞」という新聞が発行されました。世の中の新聞は暗い話ばかりなので、元気になるいい話ばかりを載せたいとの思いからです。この新聞もとっていましたが、社長が亡くなられて廃刊になりました。同じころに宮崎でも同じ思いでいい新聞が出来ていたのですね。
編集長は読者会の講演の中で、『今、共感の時代です。感動を共感できる新聞を作る』と言われました。人は感動を
共有できると幸せを感じその人を好きになる。そして命を輝かせるためにまず自分を好きになる。自分のことが大好
きな人は、自分を育てた親に心から感謝できる、今の環境、職場、家庭に感謝できる。自尊感情が大切とも話されていました。毎回載る“魂の編集長”の社説が秀逸で時に涙して読むこともあります。その社説が本になり『日本一心を揺るがす新聞の社説』という本になって発行されています。
奈良の読者の中では私が一番古いらしく、最後のご挨拶をさせていただきました。お集まりの皆さまも、さすがと思える素直で明るくて前向きな方たちばかりでした。いいものの連鎖はいい人につたえられ本当にこの新聞を読む人が10万人になったら世の中を大きく変える力になると思います。皆さん口コミで読者を増やしていきましょう、とお話しさせていただきました。
この新聞のいいところは、暮部に聞いたから見本誌をくださいと言うと、宮崎中央新聞より一か月無料で送ってくれます。そして読みたくなったらとればいいのです。ひと月1000円。お財布も心も喜ぶ値段です。新聞をとっている家庭が少なくなっていますが、みやざき中央新聞は是非読んでいただきたいですね。