COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2018年05月18日

 

新潟市の上古町にある、福祉作業所あおぞらさんが運営する久遠チョコレートのギャラリーで奈良の画家の画展をしています。奈良野菜を中心に3原色だけで絵を描かれる榎森彰子さんの作品展です。

 榎森さんには、クレコスの様々なシーンで挿絵を描いていただいています。その植物や動物に対する愛情あふれた優しい筆致は、見る人の心まで優しくしてくれます。

 

 

 

奈良と新潟は、『クレコス』と『あおぞらポコレーション、ソラシード』という形で、お仕事を通じて深く結びついています。
“だれもがお互いを認め合い、幸せに暮らせる社会、あおぞらのようにすっきりとしたボーダーのない社会”を目指して設立されたあおぞらさんに、縁あってクレコスは化粧品原料の抽出や製造の作業をお願いしています。そのあおぞらさんが出された久遠チョコレートのお店。久遠チョコレートは、ショコラティエの野口和男さんの指導を受け、“障がい者を一流のショコラティエに”という呼びかけの元、現在全国28か所の福祉作業所で障がいを持った方が働き運営されています。

 

 

その新潟のお店の奥の小さなギャラリー、お客様がチョコやアイスを食べられるスペースも兼ねたところに奈良野菜たちがやってきました。
キャッチフレーズは~ならのそらから~。
空はどこまでも青く綺麗で奈良も新潟も繋がっています。
奈良のクレコスも新潟のあおぞらポコレーションも、障害のある人もない人も何処かで繋がって仲よく暮らしていけたらという思いを込めたキャッチコピーです。

 

 

 

チョコやアイスを持って一息休める場所にギャラリーが併設されていて、そこへ入る通路から、一生懸命楽しそうに作業をしていらっしゃる様子を見ることが出来ます。今までも様々に展示はしておられたのですが、これだけ大きな画展は初めてとの事。皆さんに喜んでいただいて、

クレコスをお使いくださっているご愛用者さんも沢山来ていただいています。

 

 

25周年に作った榎森さんに描いてもらった絵物語もお持ち帰りいただくように置いてあります。クレコスが場所をお借りしての画展ですので、ちょっぴり宣伝もさせていただかないとね。
今月末までやっています。新潟の皆さま、見に来てください。新潟にお知り合いのある方にもお知らせください。そして美味しいチョコもお買い上げください。
見に来ていただいた方には楽しんでいただき、あおぞらさんはチョコが売れ、クレコスは宣伝をさせていただけるという三方よしのギャラリーです(笑)

 

 

 

 

 

 

今、日本の国会は様々な問題を抱えて大変な時です。そんな折ではございますが、奈良商工会議所女性会の研修で、国会議事堂に初めて見学に行ってきました。

 奈良選出の参議院議員、衆議院議員のそれぞれの秘書さんのご案内で、一般の見学コースでは入れないところまで拝見してきました。佐賀県唐津市で建設中のクレコスの化粧品工場がその対象です。

まずは議員さんのお部屋に荷物を置かせていただき、参議院の食堂で腹ごしらえ。食券を買う普通の食堂ですが、何か緊張してしまいます。さて見学の始まりです。撮影は禁止、委員会の開かれているお部屋に入るにはコートもハンドバックもすべて預けて、緊張して入場し椅子に座りました。

 

 

 

ところが発言中も議員の皆様は意外とリラックス。お水を取りにいかれたり、喫茶の方がコーヒーか紅茶かと注文を取りに歩かれたりしています。参議院の委員会はそのようです。見学席の前にはテレビでよく見るお顔もちらほらと…しばらく見学させていただいて後は本会議場や応接室、三角屋根の下の広場など様々に衛視さんにご説明いただきながらご案内いただきました。

 

 

花崗岩の石組みに様々な模様が彫刻され、春夏秋冬の豪華な織物がかけられ
ステンドグラス以外はすべて国産だそうで、隋所に昭和初期の日本の建築技術の素晴らしさや、伝統職人の方々の美術品のような工芸技術がちりばめられ、期待以上の素晴らしさに感激いたしました。
昭和11年に完成した当時のお金で2580万、述べ建築関係者254万人という途方もない建築物ですが、今の日本ではこれだけの建築資材も技術者も集められないのではないかと思われるような重厚な素晴らしい建物でした。

 

 

ただ、参議院にはエレベーターがあるのですが基本的に階段と長い廊下での見学で、年を取ってからはしんどいなというのが正直なところです。80歳になられるような議員さんもいらっしゃるのを考えると国会議員には体力と脚力が必要だと痛感しました。

天皇陛下も国会の開催ごとにお越しになるのも、お元気であればこそと思います。

翌日、国宝の迎賓館赤坂離宮へも見学に行きました。今も海外の賓客のご接待に使われている絢爛豪華な素晴らしいネオバロック様式の西洋建築物ではありますが、私は前日の国会議事堂があまりにも素晴らしかったのでちょっぴり期待外れでした。
迎賓館は日本の良さを生かした京都御所のような和風建築の方が、海外のお客さまは喜ばれるのではと思ってしまいました。
いずれにしても、どちらも脚力がないと見学に行けません。是非皆さま足が達者なうちに行かれてくださいね。