COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

今年、出雲大社は平成の大遷宮の年に当たるとかで、

沢山の人たちがお参りをされていました。

私は別件で友人と島根県へ行く用事があり、

神様には内緒ですがついでにお参りしてきました。

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  大きな注連縄で有名であること。

大国主大神が祀ってあること。縁結びの神様であること

ぐらいしか恥ずかしながら知りません。

もう一つ神無月(10月)は神様が出雲大社へ集まって

会議をされるとかで、出雲大社だけは神在月という事は

聞いていますが、その神様たちのお泊りになる宿舎(ホテル?)も

ちゃんと本殿の両側に並んでいました。

 

やはりさすがに伝統ある神社だけあって荘厳な雰囲気に包まれています。

大注連縄は長さ13メートル、周囲9メートル重さ5トンもあるそうで、

これを支えている建造物もたいしたものですね。 

 

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出雲大社のお参りの仕方は、普通の神社(2礼2拍1礼)とは違って

2礼4拍1礼だそうです。

ここでお参りを済ませてふと横を見ると、なんと金沢の友人の

ご夫妻がおられるではありませんか!!

両方とも目をぱちくりさせてびっくり!

何千人とそこにいるであろう人の中で、奈良からと金沢からと

来た知り合いがばったり出会うなんて、さすが縁結びの神様ですね。

 

 その後一緒に行った友人と、境内を歩きながら因幡の白ウサギの話をして、

歌を思い出そうとするのですがなかなか出だしを思い出しません。

 

本殿の前に大国さまの彫像があって、その横に歌詞が書いてありました。

『大きな袋を肩にかけ大国さまが来かかると...』そうそうと思いだし大笑い。

出だしを思い出したら3番まで歌うことが出来ます。

 

  ところが後日この話を朝礼でしましたところ、40代以下の社員全員が

知らないというのです。『因幡の白ウサギ』という神話も知らないとの事。

唖然といたしました。これは大変と、神社とお寺のお参りの仕方も教えます。

お寺で拍手をしてはだめなのですよ...と。これはさすがに知っている子も

いましたが、私たちの年代が当然知っているだろうと思うのは

大きな間違いで今の若い人たちは教えてもらっていないことも多いのですね。

『日本の文化、伝統、自然を化粧品と共に次世代へ伝えること』を

一つのポリシーにしていますクレコスが、私自身もっと勉強をしないと

いけないと同時に、社員にも折に触れ、簡単なことも教えたり

伝えたりしていかないといけないなと痛感いたしました。