COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2011年07月05日

何という暑さでしょう!!

こんな時は、少しでも涼しいところでのんびりしたくなりますね。

先日奈良駅から車で25分ほどの田舎の残るのんびりしたログハウスへ行ってきました。

 

 

前々から行きたいと思っていたところなのですが、最近人気のスポットでなかなか

予約が取れません。

清澄の里 『粟』(あわ)という大和伝統野菜のお料理を食べさせてくれるお店です。

 

 

万葉の歌人に「清澄」と詠われていた今なお昔ながらの田園風景が広がるまほろばの

里です。ここで若いご夫婦がとてもいい顔をして、野菜を育て、それをお料理し、ヤ

ギを飼い、お客さまとお話をしていらっしゃいます。

そのお店の入口ではかわいい【田の神さま】がにこやかに迎えてくれます。

 

田の神様.jpg  やぎ.jpg

 

そして、ゆったりとした木のお部屋の壁には細密画でかかれた大和の野菜たちがおい

しそうに並んでいます。

この絵を描かれている榎森彰子さんという方は、クレコスのご愛用者です。

 

店内1.jpg  店内2.jpg

 

 

さて待望の大和のおいしい野菜たち、様々な形になって登場です。

そのお味の濃いこと、おいしいこと、野菜が「どう、私たち、おいしいでしょ!!」と

自己主張をしています。

お昼だけのお店は20名あまり限定で12時前から、4時までゆっくりとすごすこと

が出来ます。大きな窓からはさやさやとゆれる木陰越しに奈良盆地が見渡せ、なんと

も贅沢な時間が流れていきます。

 

 

生き方の素晴らしい人に出会うことは、人生の中の一番嬉しいひと時ですよね。

そしてそれが私の子供世代であると本当に日本って素晴らしいなと思ってしまいます。

この『粟』の三浦さんご夫妻も結婚なさってこの地でこのお店を作られるまでのお話

は、とても感動的なもので、黙々と自然に向き合う生活を無理なく楽しんで過ごして

いらっしゃいます。

 

 

類は友を呼ぶと申しますが、このご夫妻とクレコスのお付き合いしているお茶畑の

健一自然農園の伊川さんとはお友達なのです。

そのお仲間にクレコスの副社長も入れていただいて、30代から40代の大和男子

の連合が出来ると心強いなと、母世代は思っています。

 

さてここに、粟生(あわなり)と言うお菓子があります。粟生.JPG

白い餅菓子なのですが、原料は粟なのです。粟と言うと黄色い穀類というイメージが

ありますが、【むこだまし】は脱穀すると白色で、もち米で出来た餅とお婿さんが間

違えてしまうほど見分けがつきにくかったので、この名前がついたそうです。

 

食べ物でだまされる男子ってなんか素直でかわいいですよね。

65歳のおばさんとしては40歳ぐらいのかわいい男子が、大好きなのです。

伊川さんも三浦さんも生き方がかわいい!!

ぜひ皆さんも一度素敵な時間を味わいに行って見てください。

 

粟 外観.jpg

清澄の里 【粟】http://www.kiyosumi.jp/index.html