夏と言えば枝豆にビール。
枝豆を完熟して大豆になる前に塩茹でして食べだしたのも奈良時代とか...
日本酒が初めて作られたのも、お茶の実が初めて植えられたのも奈良。
相撲の発祥の地も奈良。さすが古い都です。
さて奈良時代に聖武天皇のお后で光明皇后と言う方がおられました。
今でいう福祉をされた方で、法華寺と言うお寺を建立されたのですが、
お寺に『から風呂』と言う今でいうサウナのような建物を作り、
そこで1000人の人を入浴させ癒されたという有名なお話があります。
以前、光明皇后の遺徳をしのんで行事がありました時に、
ファッションショーのメイクのお手伝いを弊社がボランティアで
させていただいたり、お寺の会に入会させていただいていたりして
私にはご縁のあるお寺です。
皇族の子女が住職をされている由緒ある尼寺で、お守り犬でも有名です。
出産の時にはお守りを授けてもらいに行きました。
その法華寺で、象鼻杯と言う行事があり行ってきました。
蓮の葉に日本酒をついで茎から飲むと言う風雅な行事です。
日本の初夏の名物行事で蓮池のある所では全国で行われているのですが、
法華寺でも蓮の花が綺麗な時期に行われます。お弁当付きで2500円、
夫と一緒に参加してきました。
三々五々掃き清められた境内に人が集まって来られます。
まず本堂にお参りし、綺麗な蓮池を眺めながらイベント会場へ。
100人ほどのお集まりです。見渡せばほとんどが私と同年代の女性です。
尼僧様のご挨拶のあと、いよいよメインイベントへ。
まず洗った蓮の葉の真ん中に穴があけられます。
順番に茎を持って、口に付け上からお酒を注いでもらいます。
要望に応じて、たっぷりの人、お茶を入れてもらう人様々ですが
茎はレンコンと同じで穴が沢山開いていてそこを通ってお酒が流れてきますので
吸引力がいります。
笑い声があちこちで上がり、和やかに皆さん交代で飲んだり写真を撮ったり...
私は勿論たっぷり派。朝からおいしいお酒をいただきました。
それにしても、暑い中お着物を涼しげに着こなしていらっしゃる方もあり、
日本の熟年女性はとても元気です。私も暑さに負けず頑張ります!!