COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

 

 

6月12,13日にかけて大阪のリーガロイヤルホテル光琳の間において商業界全国女性同友会主催の第24回女性経営者ゼミナールが開催されました。

毎年全国各地の女性同友会が持ち回りで運営担当を引き受けて開催してきた歴史あるセミナーです。

私の所属しています近畿女性同友会は創立30周年を迎えるのにあたり大阪での開催をお引き受けしました。

私は全国も近畿も副会長をさせていただいており、準備におおよそ一年、約40名の女性経営者が仕事の傍ら運営準備をしてまいりました。

 

 当日は全国各地から600名を超す方々がご参加いただき、懇親会も260名の方々と30周年記念パーティをさせていただきました。ホテルのマネジャーもこれだけ大きな会でプロを入れずに女性だけで運営されるのを見るのは初めてですとの事。皆頑張りました。

 

2日に渡った講演は西端春枝会長の基調講演『商業界精神に今を生きる』に始まり97歳の凛としたお姿に皆感銘を受けて聞き入りました。

 

第一講演は医師、東大名誉教授の矢作直樹氏が『身軽に生きる~余計な物を手ばなせばなぜか心がスーッと軽くなる~』という講演で、3次元4次元5次元と超空間の中での魂のお話でした。

第二講演は岡山フードサービス(株)社長の岡山克己氏。矢作氏の講演で緊張した会場を沸かせるためキョンシーの衣装で登場、ご自身の経営の失敗談を『最大のピンチは最高のチャンス』としてお話し下さいました。

 

ここまでの司会は私の担当。久々の600名の大きな会場での司会に緊張しまくりでしたが、私の取柄は大きな声と度胸。皆さんにお褒めいただきほっとしました。

 

                                    

 

 

懇親会は格調高くロイヤルホールにおいて、東本願寺本山楽僧の方々の雅楽演奏で始まりました。

フルコースのお食事の後は大阪らしく河内屋菊水丸さんの河内音頭で西端先生を題材に小気味よい河内節で新聞読みを語っていただき会場は大拍手の渦で和やかにお開きになりました。

 

翌日の第三講演は(株)聖護院八つ橋専務の鈴鹿加奈子さまの『生き続ける企業を目指して~100年後も「美味しい」と食べてもらえるために~』老舗の後継者になる覚悟を中学の時に決めていたと。天から二物も三物も与えられた聡明な京美人で、歯切れの良いお話でした。

 最終講演は作曲家の中村泰士さんで『誰でも持っている気の時計~元気は出さなくていいです~』というお話を、リズムや歌を全員に参加させることを通してわかりやすくお話くださいました。アカペラでご自分の歌も歌って大サービス。三度目のレコード大賞を79歳にして狙われるようで、エネルギー満載で会場を拍手の渦に巻き込んですべての講演が終わりました。

 

 

閉講の御挨拶を副会長としてさせていただきました。

 

『米朝首脳会談が行われた世界が注目した日にリーガロイヤルホテルでゼミナールを開かせていただいたのは、世界的な出来事と共に、一生の思い出に残ります。

ケネディ大統領が暗殺されたとき、私は大学生で六甲山の上でYMCAの研修に出ていました。ダイアナさんが交通事故で亡くなられた時、琵琶湖でクレコスのセミナーを開いていました。このような歴史の重大事に自分が何をしていたかという事を深く心に刻みたいと思います。』と締めくくり、成功裡に大会を終えました。