COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

関西商工会議所女性会京都大会が、京都ホテルオークラで行われ、

奈良商工会議所女性会の一員として出席してまいりました。

 

近畿だけでなんと680名の女性経営者のお集まり!!

壮観というか、お賑やかというか…圧倒されます。

 

元京都府知事で大学准教授の山田啓二氏ご講演『今、女性が変わる関西から~文化×経済の視点』が総会に引き続きございました。今後の少子高齢化の現状を分かり易く数字で表現され、未婚率は23%にのぼり、高齢者単身世帯が増え、90歳で61%、95歳で80%が認知症になるとか!この現状を救うのは関西女性のソーシャルキャピタル(社会関係資本)だとのことです。ソーシャルキャピタルとは信頼とネットワークと規範が相互に関係して高度成長時代から安定成長時代へ移行していくという事だそうです。

明治時代、都が東京へ移り人口が減った京都を盛り返すため、京都の女性は、人づくり(学校作り)、イノベーション(西陣織の革新、産業支援、琵琶湖疏水など)勧業博覧会などの交流作りの3点で活躍し、正しく、ソーシャルキャピタルを駆使し、京都の発展に寄与したとのことです。

 多様な人々がコラボレーション(連携)とシェアリング(共有)をする時代に入っているとの事。社会が大きく変化する時には、可能性が広がり、女性の飛躍の時代が来るそうです。ご参加の680名の皆様に令和の時代の女性にリカレント(社会人になってから学び続ける事)の必要性を説き、関西でこれから開かれるワールドマスターズや万博を盛り上げるために、元気な関西の女性が経済の牽引役になるようにというお話でした。

 

懇親会は人間国宝、京舞の井上八千代氏による『万歳』それはそれは見事な舞でした。

 

京都府知事、京都市長などご来賓の方々の中でひときわ目立っておられるのが門川京都市長。365日お着物でお過ごしで、羽織の縫い取り紋はSDGsのマークです。この頃ちらほらとバッジを付けている方を見かけるようになりました。

私も会合の時には付けて行くようにしていますが、政府もやっとレジ袋有料化で、環境問題への意識付けをしようとしておられますが、もっとスピード感を持って様々な問題に取り組まなければ、この地球を次の世代へ繋げることが出来なくなります。

オーガニックコスメ業界でも様々な方が問題提起をし、取り組みを始めていらっしゃいます。