COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2009年12月29日 8時23分

先日、娘夫婦の家で、テニス仲間の忘年会がありました。

シャンパンを持って途中参加をしました。様々な方が集まったテニス倶楽部の方たち

8人なのですが、中にSさんというかわいい32歳のお嬢さんと、Y君と言う30代の

心優しい男性(テニス仲間の中学生の娘さんの宿題を見てあげるような)がいます。

そのお二人の結婚が決まったとのこと。

皆で、シャンパンで乾杯をしました。

 

 

なぜ私が呼ばれたかというと、なんとそのお二人に結婚の決心をさせたキューピット

が私なのだそうなのです。

 

 

そういえば、以前に彼らが集まって数人とおしゃべりしていたときにもワインを持っ

て仲間に入りました。

その時、なんとなく長く付き合っていた二人に、何でまだ結婚しないの?早くしなさ

い...とおばさんの世話焼きで、色々けしかけたようで、それで決心したんだとの事。

大変感謝されました。

 

 

年配者に特有の、いまどきの若い者は...という言い方をすれば、なんとなく付き合っ

ていて楽しい、不自由しない生活がそこにあり別に結婚しなくても...という状態の子

が多すぎるのですね。

食べるものもコンビニに行けばすぐに手に入り、洗濯は機械がしてくれ、誰にも早く

何々しなさい...と言われない生活。

 

私達の時代であれば、30過ぎて結婚していなければおかしいのでは??等といわれ

たものですが、今は独身の30代が回りにたくさんいる時代になりました。

 

 

結婚とは、人間の種の保存本能から言えば当たり前の話なのですが、30数年別々に

暮らした人が一緒に暮らし始めるのですから、その結果様々なわずらわしいことも

ついてくるものです。(私の時などは、義父義母まだその上に義母の母まで一緒とい

う、今の若い人たちには考えられない結婚でした。)

でもそこで忍耐ということも覚え、様々な生活の知恵も覚えていくものなのです。

 

 

SさんとY君であれば、きっといい夫婦になるだろうと思います。

新しい年を迎えるにあたり、嬉しくなる話です。

 

 

21世紀も10年を迎え、本当に日本は世界はどうなっていくのだろうと、不安に

なる要素が一杯の時代ですが、だからこそ人間は一緒になり、より智恵を出し合える

ようにならなければいけないと思うのです。

 

 

一人より二人のほうが、楽しいことも一杯あります。

昔から収入が少ないから結婚できないという人に"ひとりでは食べられなくても二人

なら食べられる"とよく言ったものです。

二人になれば二人分いるのに...と思うのですがそれが違うのですね。

二人になれば、智恵を出し合い分け合って暮らしていけるということです。

 

 

デフレという現象は悪いことばかりでは無いように思います。家にいる機会がふえ、

智恵を働かせて暮らす術を考えることによって、本来の人間らしい生活が取り戻せた

ら...

"もっともっと"の生活ではなく、"もったいない"の生活が出来る2010年にな

りますように。

そして、結婚をする若い人達が増え子供がたくさん増えますように。

 

希望に満ちた新しい年をお迎えください。

 

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   写真素材(c)NOION