最近読んでいる新聞があります。
毎日配達される新聞ではありません。月に4回発行される新聞で【みやざき中央新聞】
といいます。
宮崎県から送られてきます。発行部数3,000部足らずの小さな新聞社です。
キャッチフレーズは"こころのビタミン剤"。
様々な分野の《微妙に》いい話が書かれています。難しいんですよね。
この微妙なところが...
数年前、大阪にも似たような新聞で【いい話の新聞】というのがありました。
細見さんという方が「普通の新聞は殺人や汚職など暗い話ばかりが載るので、世の中
を明るくする話、いい話ばかりが載っている新聞を作りたいのです...」と、大きな希
望に燃えて編集されていました。
様々な編集の苦労、金銭面での苦労があったように人伝えに聞いていました。
残念ながら体調を壊されて廃刊になってしまったそうです。
《微妙に》の話に戻りますが、いい話とか、ためになる話と言うのは、人それぞれに
捉え方が違って、大変難しいだろうなと感じます。
その点、普通の新聞はわかりやすい記事が載ります。殺人や汚職などは誰が考えても
悪いことです。今の世の中、いい話を見つけるのも大変です。
けれど、みやざき中央新聞は実に微妙にバランスよく、いい情報を集めて作っていら
っしゃるなぁと思います。新聞編集などわからない私がいうのも変ですし、あくまで
も読者としての意見ですが・・。
様々な方の講演録を掲載されているのですが、たまたま私がよく存じ上げている方々
が取り上げられていました。
私が所属しております商業界近畿女性ゼミの講演にお呼びする金 美齢先生、以前から
お知り合いの田中真澄先生、中小企業同友会で同じ支部の㈱アオキの社長(小型人工
衛星「まいど一号」の開発に携われた)、日本熊森協会の会長、森山まり子さんの講
演も掲載されるそうです。
このようにシンクロニシティ満載です。
ご紹介を受けて、ごく最近から読ませていただいているのに、もう何年も読者でいる
ような気分です。
私にこの新聞をご紹介くださった方のいいもの、いい話の基準が私と一緒なのですね。
その方にご紹介をされた方もそうだったのでしょう。ということは新聞発刊のつなが
りの最初から同じような価値判断の基準をもった方が読者なのでしょうね。
いいつながりの連鎖反応がもっと長く続くと世の中変わっていくのではと思います。
ちなみに私のクレコスの仕事を続けていく最終目的は"価値観を共有できる人たちと
元気で楽しい老後を送ること"です。