COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2012年3月29日 10時10分

今年の春はいつ来るのでしょう...と思うほど暖かくなるのがゆっくりな年ですね。

奈良へ引越しをして、今年の春はとても楽しみにしていたことがあります。

 

 

それはお花見です。

 

 

引っ越した本社のあるのは神殿町(こどのちょう)ですが、芝辻町というところにサ

ロンがあります。

 

 

マンションの一室ですが、ここが素晴らしいロケーションなのです。

3階のお部屋のベランダからは、東大寺の鴟尾(しび)がかすかに黄金色に輝いて見

え、その向こうは若草山が緑の芝のきれいな姿で望めます。   

 

若草山は百人一首にも"天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月

かも"とうたわれた山で千数百年前の和歌に詠まれるほど美しい姿です。

 

 

またマンションの前を流れる佐保川は数キロにわたって見事な桜の花を咲かせます。

特に真ん前は護岸工事がきれいにされ、川のほとりへ降りることが出来ます。

 

yozakura.jpg

 

真向いの小学校には水辺の楽校という音楽会も催されて、いい雰囲気なのです。

少し川の上流へ散歩をすれば、古木の桜が川べりに立ち並び、昔ながらの自然のまま

の雰囲気になり、赤いよだれかけをしたお地蔵様が数十体祀られている場所がありま

す。

 

 

"あおによし 奈良の都は 咲く花の 匂うがごとく 今盛なり"という万葉集の世

界にタイムスリップするようです。桜は日本人の心になくてはならないものなのでし

ょうね。

 

 

震災が日本中を暗い気持ちにさせたとしても、季節が来れば、桜はけなげにきれいな

花を咲かせてくれます。

 

花が散ればきれいな新緑の葉を見せてくれます。

 

sakura1.jpg

 

素敵ですね、日本の四季は!!

今までは大阪へ通っていたので、なかなかサロンでお花見ができなかったのです。

皆様は今年のクレコスサロンのお花見は間に合いませんでしたが来年はぜひいらっしゃってくださいね。

 

 

おいしいお花見弁当をご用意してお待ちしています。