COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2015年1月19日 11時48分

新しい年が始まり今年初めてのお客様が寒い中、遠く熊本からお越しいただきました。

 

昨年の10月にピュアヘチマエッセンスの故郷を訪ねて熊本へ寄せていただいた時、ぜひ奈良へも…とお誘いしていたことが実現しました。

ヘチマエッセンスを作っていただいている会社の社長はじめ4名様です。

 

クレコスの工場も見ていただき、その後大仏殿へご案内しました。

大仏様の大きさにあらためて驚かれ、鹿の多さにもびっくりの様子でした。

お水取りが行われる2月堂までご案内し、その後奈良公園を横切り奈良町までかなりの距離の徒歩移動です。

地方の方は車社会なので、こんなに歩かれることはないでしょう。

奈良町の江戸川で、明治時代の呉服屋さんを改装したお店の応接間に使われていたお部屋で、

奈良野菜を使った和食をご用意しました。

 

 次の日は化粧品会社は薬にも通じますので、薬師如来がご本尊の薬師寺と、井上靖氏の小説、天平の甍で有名な唐招提寺へ。ここは西ノ京といいまして、静かなたたずまいの二つのお寺があります。1300年前にこの地で私たちのご先祖様が祈りをささげていたのかと思うと敬虔な気持ちになります。

 

 ここは私が年に何度かは訪れお写経をしたり、お客様をお連れしたりする奈良で一番好きなところです。

 

 残念ながら、薬師寺にある平山郁夫画伯のシルクロードの障壁画が見られる玄奘三蔵院は、シーズンオフで閉館しておりました。有名な薬師寺の凍れる音楽と称された東塔も解体修理のために見れず、申し訳ない事でございました。でも唐招提寺は9年半かかりました、金堂の復元も終わり天平時代の何本かの柱にもさわり、悠久の歴史を感じていただけたと思います。

 

 今、奈良はまた新しい遺跡が発掘されたとか話題になっていますが、1500年前の舒明天皇のお墓だとか…クレコスのキャッチフレーズは『美しい日本の始まり奈良…』で、本当に古い都だったところですので見ていただきたいものが沢山あります。

 

 また昔は奈良は大仏商法といいまして、大仏様がおわしますだけで人が集まり、努力しなくてもお商売ができたものですから、奈良ににうまいものなしと、言われていたのですが今は様々なうまいもの在りで、薬師寺門前のイタリアンもゆったりとした古都らしいレストランで喜んでいただけました。

 

 今回は始めて奈良をご案内する方の定番コースでしたが、まだまだお連れしたいところはたくさんあります。またのお越しをお待ちしています。

 

 皆さまもぜひ、お越しくださいませ。