九州の宮崎で発行されている新聞です。週に一回発行されます。発行部数は9000部になりました、と先日ご主人が編集長である松田くるみ社長からお聞きしました。500部の発行から始まり、来年は25周年、口コミだけで広まった新聞です。私の周りでも随分読者が増えました。
読んでいる人が集まる読者会が先日奈良で初めて行われました。5~6年前に大阪で読者会に出席したことがあるのですが、その時松田くるみさんは発行部数は3000部だとおっしゃっていました。それで経営が成り立つのかな…と思ったことを思い出します。わずか5年で3倍に!!
記事はあちこちで開かれる講演会の中で面白かったもの、感動し
たもの、心温まったもの、ためになったもの等を講演の先生の許可を得て掲載していらっしゃる新聞です。私もよく存じ上げている先生方の講演もたくさん載っています。ですからこの新聞にはいい情報しか載っていません。
20年前に、大阪で「いい話の新聞」という新聞が発行されました。世の中の新聞は暗い話ばかりなので、元気になるいい話ばかりを載せたいとの思いからです。この新聞もとっていましたが、社長が亡くなられて廃刊になりました。同じころに宮崎でも同じ思いでいい新聞が出来ていたのですね。
編集長は読者会の講演の中で、『今、共感の時代です。感動を共感できる新聞を作る』と言われました。人は感動を
共有できると幸せを感じその人を好きになる。そして命を輝かせるためにまず自分を好きになる。自分のことが大好
きな人は、自分を育てた親に心から感謝できる、今の環境、職場、家庭に感謝できる。自尊感情が大切とも話されていました。毎回載る“魂の編集長”の社説が秀逸で時に涙して読むこともあります。その社説が本になり『日本一心を揺るがす新聞の社説』という本になって発行されています。
奈良の読者の中では私が一番古いらしく、最後のご挨拶をさせていただきました。お集まりの皆さまも、さすがと思える素直で明るくて前向きな方たちばかりでした。いいものの連鎖はいい人につたえられ本当にこの新聞を読む人が10万人になったら世の中を大きく変える力になると思います。皆さん口コミで読者を増やしていきましょう、とお話しさせていただきました。
この新聞のいいところは、暮部に聞いたから見本誌をくださいと言うと、宮崎中央新聞より一か月無料で送ってくれます。そして読みたくなったらとればいいのです。ひと月1000円。お財布も心も喜ぶ値段です。新聞をとっている家庭が少なくなっていますが、みやざき中央新聞は是非読んでいただきたいですね。