COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2016年8月19日 11時09分

東京都知事に小池百合子さんがなられました。

 

何はともあれ頑張っていただきたいです。

 

 

台湾の蔡英文さん、ひょっとしてアメリカもクリントンさんが大統領になられるかもしれません。

 

次は日本の総理も女性の時代が来るかも…

 

とっても素敵なことだと思います。

 

日本はまだまだ女性の活躍が少なくて、もっともっと取り上げられるべきだと思います。

 

 

そんなこんなで、クレコスナチュラルライフという季刊誌でクレコスは

 

今年は素敵な奈良で活躍する女性にスポットを当てました。

 

 

春号は、ほうせき箱の岡田桂子さん。

 

とっても流行っているカキ氷のお店で今やテレビその他マスコミに引っ張りだこです。

 

夏号は柳井尚美さん。

 

ヨーロッパ系の外人さんがほとんどという旅館の女将で書道家です。

 

ここまでは皆さんのお手元に行っていると思いますが、まだの方はお知らせください。お送りします。

 

 

秋号でご紹介する予定の井原季子さんは、

 

若い鳳笙奏者の方で天から舞い降りてこられたような雰囲気の現代離れした女性です。

 

高取町という奈良市から南へ行った城下町土佐街道の古い街並みが残る田舎で農業を志し、

 

古民家に住まい理想の生活は自給自足といわれる菜食主義の可愛い女性です。

 

私の半分ぐらいしかない細い体で、

 

笙を吹かれるときはどこからあれだけの肺活量が出るかと思うぐらいの

 

エネルギーが出ます。

 

 

目の前でお聞かせいただきましたが、その素晴らしい音色と迫力に圧倒され感動いたしました。

 

取り上げさせていただいた三人の皆さまは、

 

奈良が大好きで奈良にしっかり根を降ろし様々な活動をなさっています。

 

ナチュラルライフのこのシリーズはできる限り続けていきたいと思うほど

 

奈良には隠れた素敵な女性が沢山います。

 

2月ののほほんにも少し書かせていただきました倉橋みどりさんの朗読会が

 

小さなシアターでありましたので行ってきました。

 

倉橋さんは文学を生業とし、奈良に関する文筆や研究をされている様々に造詣の深い方です。

 

シリーズ講座で「奈良時代の女性の祈りを歩く」と題して8月から11月まで女性天皇や光明皇后、

 

中将姫といった奈良にゆかりの女性の講座を開かれます。

 

 

 

その倉橋みどりさんの素晴らしいお声で芥川龍之介の蜘蛛の糸と夏目漱石の夢十夜を、

 

ギター演奏と、アロマの香りを載せて語ってくださいました。

 

蜘蛛の糸のお話の中でお釈迦様が一度助けようと思った悪人カンダタの

 

自分だけ助かりたいというわがままを許さず蜘蛛の糸を切って地獄に落とし、

 

憐れみを持って歩いて行かれる様も、何か楽しい童話を聞いているような語り口

 

でいい香りと共に楽しみました。

 

文化の香り漂う奈良という都には奥ゆかしい女性が似合います。

 

ナチュラルライフの秋号をどうぞお楽しみになさってください。