COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

毎年春に開かれる、商業界近畿地区女性ゼミナール。40名ほどの女性経営者での運営です。日航ホテル大阪に500名ほどのご参加の方をお迎えし、今回のテーマは『未来へ継ぐ』。日本総合研究所の藻谷浩介先生と作家の玉岡かおる先生をお迎えしての講演です。

この会では副会長を仰せつかっています。しっかりお話を聞き、最後の閉めの御挨拶をしなければいけません。

藻谷先生(テレビでご覧になっている方も多いと思いますが)の講演は『人口減少の中で価値が残る商いとは?』をテーマに日本の少子高齢化社会の現状をあらゆる数字を挙げて説明し、その人口減少の中で、「安さを売る商売に未来はない。お客様が値段以外で選ぶ商品だけが残る。なぜその会社からそれを買うのか、客の目で言い訳を考えよ」「儲かる会社は『使う言い訳』がたつ会社だ」とお客さまからの視点を大切にすることを、まさしく商業界の理念そのままにお話しくださいました。

玉岡先生の講演は幕末の時代から男性は戦うための仕事をし、女性は平和のために働いてきたと。明治のころに関西の商業と教育を築いた広岡浅子さんや鈴木よねさんなどのお話を、『あさが来た』のテレビドラマや『お家さん』の小説を書かれた取材の中から興味深いお話をしてくださいました。そのお商売の仕方は、だまして商売をしない誠実さであったと。お二人のご講演はまさしく、次の世代へ継ぐにふさわしいお話であったと思います。

 さて私は、水色の洋服にSDGsのピンバッジをつけて行きました。これは国連で2015年に採択された2030年までに達成するように掲げた17のSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を表したバッジです。

まだまだ日本では知られておらず、国会議員の方々でもたまにつけていらっしゃるのを見るぐらいです。

 

 その目標は1.貧困をなくそう 2.飢餓ゼロに 3.全ての人に健康と福祉を…などの様に私たちが意識を持って行動することで目標に近づけることが盛り込まれています。6.安全な水とトイレを世界へ…という項目はクレコスが創業以来コツコツと東南アジアへ井戸を送り続けていることにつながります。

 今年のテーマである未来へ継ぐにふさわしいアピールになると思い閉講式でお話しさせていただきました。

 31年続いている近畿女性ゼミナールの勉強会もこれから先どのように続けていくのか、真価が問われます。

 

      

 

春の兆しが感じられる東京で表彰式に参加させていただきました。

法政大学市ヶ谷キャンパスに、600名の方がお集まりになり第9回の大賞の表彰がありました。

 

 

 ご出席各社の顔合わせに続き、表彰式、講演会、懇親会と様々なプログラムがあり、ご列席の受賞された会社に刺激を受け、感動と感謝と共に深く思いを致す一日でした。

 今年は自薦他薦で100社のエントリーがあり、書類審査で38社が選ばれ、二次審査は聞き取り調査で2名の研究生(と言っても経営者や税理士さんのボランティアの方)が会社へ来られ、それを持ち寄って三次審査が行われて、20社が表彰されたという事です。100点満点の会社はなく、及第点は60点とか。日本に様々な顕彰制度があるが、一番厳しい審査基準だと思うと坂本先生はおっしゃっていました。

 大賞は「コープみやざき」その素晴らしい経営と社会貢献に大きな拍手が贈られました。会社の規模が大きくなればなるほど受賞基準を満たすのは大変だと思われます。

今日の表彰対象の20社の中でクレコスは一番小さな会社です。経営の事など何もわからず26年前に始めた会社ですが、ただただコツコツと身の丈に合った出来ることを一つずつ、やめずに続けてきたことをお褒めいただけたのだと感じております。

 クレコスの仕事を会長になったことをきっかけに一休み…のように感じていた私自身、これを機に改めて気持ちを奮い立たせ、まだまだやることがあるのだと思いました。

まず、もう少し大きな会社になる事!今まで会社の規模にはあまり関心がありませんでしたが、もっとご愛用者様が増えるとそれだけクレコスの商品に対するこだわりや、社会への取り組みをわかっていただける方が増える事であり、様々な事に使える利益も出てくるのです。

 

 坂本先生は「人を幸せにする経営」―。

「人」とは、1従業員とその家族、2外注先・仕入先、3顧客、4地域社会、5株主の5者を指すとおっしゃっています。

 今回このような賞を頂戴するに当たり、一番協力し努力してくれたのは社員であり、また新潟のあおぞらさんをはじめ青葉仁会、その他関係各位の皆さま、そしてご愛用者の皆さまのお蔭であると、あらためてこの条件の5項目を思い起こし、感謝の念に堪えません。

 坂本先生のご活躍は、日本だけにとどまらず東南アジアにも広まってきていると御著書の「日本でいちばん大切にしたい会社6」の中にも書かれておりました。本当にいい会社を目指す企業が、アジアに、世界に、広まれば素晴らしいと思います。

クレコスもさらにいい会社の条件の点数を積み上げられるように、一生懸命精進してまいりたいと思います。

関係各位の皆さまに感謝申し上げますと共に今後ともよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

 

おかげさまで、クレコスの運営する工場が唐津に出来、竣工式を無事執り行いました。

 

 平成30年11月16日、当日の天気予報は雨!…博多からレンタカーで向かっておりますとぱらぱら雨が降り出しました。ご出席のお客様は80名を超えます。外での式典なので、なんとか終わるまでお天気がもって欲しいと祈る思いでございました。すると、式典が始まる正午ごろには、弱い雨があがり、日が差してきました。

奇跡的に式典の2時間の間だけ雨がやんでくれ、天から晴れの日の贈り物をいただいたようです。

 

唐津市長様、市議会議長様、一般社団法人ジャパンコスメティックセンター理事長様をはじめ、遠くは北海道、秋田、東京の出版社の方、またオーガニックコスメ関係のお客様をお迎えし、つつがなく式典を終えることができました。

 

 

 

  

 

ご来賓の御挨拶も、この工場に期待するお褒めの言葉を賜り、また地元の新聞にも取り上げていただき、地域発展への大きな希望となっている事をひしひしと感じました。

その後鏡開きをし、乾杯の後、軽食を召し上がっていただいたり、一度には見学できませんので班に分かれて見学していただいたりする頃には外はすっかり雨が降り始めていました。

 

 

 

 

お花も置ききれないほどたくさんいただき、社員や地元の方とでDIYした壁も綺麗に完成し、

多くの方にご覧いただきたい素晴らしい工場になりました。またこの前行った時には、消防署

が隣にあるだけで、川のほとりの何もない土地でしたが、今回行ってみてびっくり!!工場が

2つほど建ち始めていました。ここは必ず発展する場所になると確信いたしました。

 

 皆様に祝福されてのありがたいスタートです。人員も地元の良い方が集まってくださり、いい商品が今後どんどん生まれてくることでしょう。本格稼働は来年になりますが、どうぞ一度『FACTO』へお越しくださいませ。

 

 

 

 

2018年10月31日

以前、佐賀県唐津市にクレコスが運営する化粧品工場が建設中という事を

のほほんコラムを書かせていただきました。その工場の建屋が出来上がり

今内部の整備にかかっています。

 

 

 

 

元々、唐津市の関係の工場が建っていたところで、かなり広い敷地にきちんとした設備を整えた立派な工場が出来上がりました。

 今、地方創生が行政の課題になっていますが、この工場が経済産業省の地域未来牽引企業に選ばれたことは以前にお知らせしました。そこで唐津の事業者として地域と積極的にかかわっていくことが求められます。

まず、地元の皆さんに親しんでいただける工場にしようと地元の方も巻き込んで皆でDIYをしましょうという取り組みが行われました。工務店さんの指導の下、廊下の壁の珪藻土塗や壁板の取り付けなど、ワイワイ子供たちまで参加しての取り組みです。奈良から、私も社員と一緒に行ってきました。

 

  

 

皆で壁に貼り付けているのは、岡山県西粟倉で切り出された国産の杉の間伐材の板です。まるでうろこの様…珪藻土や杉は湿度を一定に保つ働きもするとか…工場には人にやさしい素材を使いたいとの社長の思いです。

お手伝いは社員や地元の子供さん連れのお母さん、地元の企業の方々、そしてなぜか東京から来てくださった方たち。沢山の人々がトンカチトンカチと壁板を張り付けていきます。皆汗を流しながら楽しそう!ちびっ子たちの金づち使いの上手な事!

 

 

 

また会議室には隣の糸島市で伐採された間伐材が、設置されました。

 自分たちが汗を流して作るのにかかわった工場は愛着もひとしおです。

 11月16日に竣工式が行われ、ジャパンコスメティックセンターの「唐津をオーガニックコスメの集積地に…」という思いの元、様々な佐賀県の農産品の原料抽出や、それらを使った化粧品のOEM製造に取り組みます。

 唐津は昔は唐との交流が行われた港…中国人の居留地で唐人の津と呼ばれたとか…。

 今後は地理的条件も鑑み、目覚ましい発展を遂げつつある東南アジアへの輸出の拠点としての役割もはたして行くことでしょう。

 日本のオーガニックコスメの集積地に近い将来になる日が来ると信じて頑張ってまいります。

 

 

是非皆さまも一度見学にお越しください。

 いいところです。お魚がおいしい…特に呼子の烏賊が有名でとてもおいしいです。私はいつも食べ物につられて行っています。

 関係各位へのお披露目の日に向けてもうひと頑張り仕上げの作業が続きます。

 

 

6月12,13日にかけて大阪のリーガロイヤルホテル光琳の間において商業界全国女性同友会主催の第24回女性経営者ゼミナールが開催されました。

毎年全国各地の女性同友会が持ち回りで運営担当を引き受けて開催してきた歴史あるセミナーです。

私の所属しています近畿女性同友会は創立30周年を迎えるのにあたり大阪での開催をお引き受けしました。

私は全国も近畿も副会長をさせていただいており、準備におおよそ一年、約40名の女性経営者が仕事の傍ら運営準備をしてまいりました。

 

 当日は全国各地から600名を超す方々がご参加いただき、懇親会も260名の方々と30周年記念パーティをさせていただきました。ホテルのマネジャーもこれだけ大きな会でプロを入れずに女性だけで運営されるのを見るのは初めてですとの事。皆頑張りました。

 

2日に渡った講演は西端春枝会長の基調講演『商業界精神に今を生きる』に始まり97歳の凛としたお姿に皆感銘を受けて聞き入りました。

 

第一講演は医師、東大名誉教授の矢作直樹氏が『身軽に生きる~余計な物を手ばなせばなぜか心がスーッと軽くなる~』という講演で、3次元4次元5次元と超空間の中での魂のお話でした。

第二講演は岡山フードサービス(株)社長の岡山克己氏。矢作氏の講演で緊張した会場を沸かせるためキョンシーの衣装で登場、ご自身の経営の失敗談を『最大のピンチは最高のチャンス』としてお話し下さいました。

 

ここまでの司会は私の担当。久々の600名の大きな会場での司会に緊張しまくりでしたが、私の取柄は大きな声と度胸。皆さんにお褒めいただきほっとしました。

 

                                    

 

 

懇親会は格調高くロイヤルホールにおいて、東本願寺本山楽僧の方々の雅楽演奏で始まりました。

フルコースのお食事の後は大阪らしく河内屋菊水丸さんの河内音頭で西端先生を題材に小気味よい河内節で新聞読みを語っていただき会場は大拍手の渦で和やかにお開きになりました。

 

翌日の第三講演は(株)聖護院八つ橋専務の鈴鹿加奈子さまの『生き続ける企業を目指して~100年後も「美味しい」と食べてもらえるために~』老舗の後継者になる覚悟を中学の時に決めていたと。天から二物も三物も与えられた聡明な京美人で、歯切れの良いお話でした。

 最終講演は作曲家の中村泰士さんで『誰でも持っている気の時計~元気は出さなくていいです~』というお話を、リズムや歌を全員に参加させることを通してわかりやすくお話くださいました。アカペラでご自分の歌も歌って大サービス。三度目のレコード大賞を79歳にして狙われるようで、エネルギー満載で会場を拍手の渦に巻き込んですべての講演が終わりました。

 

 

閉講の御挨拶を副会長としてさせていただきました。

 

『米朝首脳会談が行われた世界が注目した日にリーガロイヤルホテルでゼミナールを開かせていただいたのは、世界的な出来事と共に、一生の思い出に残ります。

ケネディ大統領が暗殺されたとき、私は大学生で六甲山の上でYMCAの研修に出ていました。ダイアナさんが交通事故で亡くなられた時、琵琶湖でクレコスのセミナーを開いていました。このような歴史の重大事に自分が何をしていたかという事を深く心に刻みたいと思います。』と締めくくり、成功裡に大会を終えました。