COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2013年10月21日

 

この度、クレコスのクオンビューティアクチュアライザーが2013年度の

グッドデザイン賞を受賞しました。

 

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グッドデザイン賞とは、日本で唯一の総合的なデザイン評価推奨の仕組みです。

人によって生み出されるあらゆるものや活動を対象とし、デザインを通じて

産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。

大変名誉なことと嬉しくここに皆様にご報告申し上げます。

 

受賞のシンボルであるGマークは良いデザインを示すシンボルマークとして

広く親しまれています。皆さんも色々なところで目にしていらっしゃることでしょう。

賞をいただいたクオンの商品はクレコスの娘世代の化粧品として、

3年前にクレコスから発売された商品です。

商品のコンセプトであるクオンプロジェクトや商品デザインは、副社長であります

暮部達夫を中心に40歳前後のチームで作り上げたオリジナルデザインです。

 

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[デザイナー]

プロデューサー/株式会社クレコス取締役副社長 暮部達夫(写真中央)

ディレクター/株式会社IKEUCHI BROTHERS&Co.代表 池内大(写真左)

デザイナー/株式会社IKEUCHI BROTHERS&Co. 小武世弥(写真右)

 

 

グッドデザイン賞では『製造を通して農業、福祉、森林の問題に取り組んでいる

ソーシャルプロダクトでもある。仕組みづくりを含めた活動の社会性が評価に値する

だけでなく、商品ボトルのシンプルで甘さを抑えたたたずまいが美しい。

コミュニケーション力を持つラインナップであり、高い志に支えられている

プロジェクトとして今後の展開が期待できる』と高く評価されました。

 

クレコスで取り組んでいる、クオンプロジェクトが一つのデザインとして認められ、

評価されたのは大変うれしい事です。

 

クレコスはこの11月17日で20周年を迎えますが、その良い記念になりました。

クレコスがここまで歩んでこられましたのもひとえにご愛用者の皆様のおかげと、

ただただ感謝申し上げます。

 

この受賞を励みに更に精進を重ね、皆様に共感していただけるような商品や

社会的活動を、広げてさらなる進化を目指してまいります。

 

 

今後ともよろしく末永くお付き合いくださいませ。

2013年09月24日

秋晴れの一日、久しぶりに滋賀県の湖西へ出かけました。

クレコスの商品でエステサロンをされ販売をしてくださっている

Mさん主催の『のほほん教室』にお招きを受けて、

『女性が満ちると、子供、家庭、社会そして未来も変わる』という話を

してほしいとの事です。

 

ギャラリーの講座室を借りられて、10人余りのお集まりとの事で

気楽に出かけさせていただきました。

 

この勉強会はMさんが、10年も継続して毎月行っていらっしゃる会です。

滋賀県は真ん中に近畿地方の水がめである大きな湖があることから、

女性の環境問題に対しての意識はすごく高い県だと思います。

勉強会はお茶とお菓子つきで会費を取られるのですが、子供連れの方も

いらっしゃり、お話を聞きに来てくださる方たちばかりです。

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一人の女性が琵琶湖の畔に住むようになって、

琵琶湖の水を守らなければという事を意識するよう

になり、気になることを「ちょっと教えてほしい」

「もう少し知ってみたい」という思いではじめられた勉強会です。

内容は食べ物の事、身体の事、片付けの事、自然

エネルギーの事...多岐にわたり、参加者も30代から60代まで様々な年齢の女性

たちです。

 

また、のほほん教室に参加していらっしゃる方

が、別に今月は群言堂の松葉登美さんの講演会、

来月は「森のイスキア」の佐藤初女さんの

講演会を主催なさっています。

このお二人は私も尊敬している方々で、松葉登美さんの

石見銀山生活文化研究所の事は、のほほんコラムでも以前に

書かせていただきましたが『他郷阿部家』という築数百年の

古民家を再生された宿泊施設に数回泊りに行ったこともあります。

佐藤初女さんはおむすびで人々に生きる力を与えていらっしゃる

福祉活動家で書物やテレビなどでのご活躍を拝見し一度ご講演をききたい

と思っていた方です。

その方たちを呼ばれて講演会をなさる女性にも敬意を表します。

まさしく女性の意識が世の中を変える力になっていくと感じた

感動的な一日でした。

 

Mさんの『オーガニックコスメショップのほほん』は琵琶湖の湖岸から

10メートルほどの所にあり、風光明媚で大きく静かな琵琶湖を

朝に夕に眺められる絶好の場所にあります。

気分は『のほほん』でゆったりとした時間を過ごしました。

2013年08月16日

今年の夏の暑さは尋常ではありませんね。本当に暑いです。

経験したことのない暑さが、全国で続いています。

 

この暑さではまさしくスペインのシエスタのように、お昼休みを取って

昼寝をするのが一番なのですが...働ける暑さではありません。

特に外で働いておられる方は大変です。暑さは体力を消耗します。

お年寄りは大変です。

 

我が家の100歳のおばあちゃんは元気ですよ。

自分で冷房を調整し、お部屋に氷をたっぷり入れたマグボトルを持っていって

夜中にもお茶を飲みます。我が家では、家族それぞれにマイマグボトルがあり、

それを持ってうろうろしています。

特に主人は庭仕事をするときは大きめを、ゴルフに行くときは

その大きいのを2本持っていきます。

日曜日は二人でお昼にもビールを飲みますが、ビールはアルコールで

水分ではありません。ビールを1リットル飲むと1,1リットルの

おしっこが出るとあるお医者様がおっしゃっていました。

という事は、ビールの飲みすぎは返って体の水分を減少させるという事です。

しっかりお水やお茶を飲みましょう。

 

 それと質のいい睡眠をとること。私は先日石見銀山へ行った時に、

群言堂さんへ行き、写真の枕を買って来ました。

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とても変わった形をしているでしょう?この形に、とても

肌触りのいい麻のカバーがついています。肩をしっかり包み込んでくれます。

石見銀山の他郷阿部家で泊まった時のこだわった寝具の一つにこの枕がありました。

あまりの寝心地の良さに欲しくなり、群言堂で売っていたので買ってしまいました。

随分悩みました。高いのですもの。

でも店員さん曰く、「人間一日の三分の一は寝ているのですから、

少しぐらい贅沢をなさっては?」と私の買いたい気持ちの背中を押してくれました。

おかげで今年の夏はいい睡眠を取っています。

 

ただ、電気代はこの夏はすごいでしょうね。我が家で出来ること、

という事でソーラー発電を随分前からつけているのですが、

発電するのはお日様が出ているお昼だけ。私が帰って夜使う電気は関電から

買う事になります。この暑さでは夜中もクーラーをそれぞれの部屋でつけ、

おまけに会社は商品や原料を守るために夏は終日冷房を入れています。

 

電気の問題は難しいですね。原子力発電は大きな問題を抱え、火力発電は

地球温暖化に関係するCO2の発生もあり、原料を海外に依存している

という事も問題です。

発送電分離も言われながら利権が絡んでなかなか実行に移せません。

それにこの暑さが追い打ちをかけ、八方塞がりです。せめて熱中症にならない

程度に自己規制するしか出来ることはないのでしょうか...

 

2013年07月11日

夏と言えば枝豆にビール。

枝豆を完熟して大豆になる前に塩茹でして食べだしたのも奈良時代とか...

日本酒が初めて作られたのも、お茶の実が初めて植えられたのも奈良。

相撲の発祥の地も奈良。さすが古い都です。

 

   さて奈良時代に聖武天皇のお后で光明皇后と言う方がおられました。

今でいう福祉をされた方で、法華寺と言うお寺を建立されたのですが、

お寺に『から風呂』と言う今でいうサウナのような建物を作り、

そこで1000人の人を入浴させ癒されたという有名なお話があります。

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以前、光明皇后の遺徳をしのんで行事がありました時に、

ファッションショーのメイクのお手伝いを弊社がボランティアで

させていただいたり、お寺の会に入会させていただいていたりして

私にはご縁のあるお寺です。

皇族の子女が住職をされている由緒ある尼寺で、お守り犬でも有名です。

出産の時にはお守りを授けてもらいに行きました。

 

 その法華寺で、象鼻杯と言う行事があり行ってきました。

蓮の葉に日本酒をついで茎から飲むと言う風雅な行事です。

日本の初夏の名物行事で蓮池のある所では全国で行われているのですが、

法華寺でも蓮の花が綺麗な時期に行われます。お弁当付きで2500円、

夫と一緒に参加してきました。

 

 三々五々掃き清められた境内に人が集まって来られます。

 

 まず本堂にお参りし、綺麗な蓮池を眺めながらイベント会場へ。

100人ほどのお集まりです。見渡せばほとんどが私と同年代の女性です。

尼僧様のご挨拶のあと、いよいよメインイベントへ。

 

まず洗った蓮の葉の真ん中に穴があけられます。

順番に茎を持って、口に付け上からお酒を注いでもらいます。

要望に応じて、たっぷりの人、お茶を入れてもらう人様々ですが

茎はレンコンと同じで穴が沢山開いていてそこを通ってお酒が流れてきますので

 

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吸引力がいります。

 

笑い声があちこちで上がり、和やかに皆さん交代で飲んだり写真を撮ったり...

私は勿論たっぷり派。朝からおいしいお酒をいただきました。

 

 それにしても、暑い中お着物を涼しげに着こなしていらっしゃる方もあり、

日本の熟年女性はとても元気です。私も暑さに負けず頑張ります!!

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今年、出雲大社は平成の大遷宮の年に当たるとかで、

沢山の人たちがお参りをされていました。

私は別件で友人と島根県へ行く用事があり、

神様には内緒ですがついでにお参りしてきました。

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  大きな注連縄で有名であること。

大国主大神が祀ってあること。縁結びの神様であること

ぐらいしか恥ずかしながら知りません。

もう一つ神無月(10月)は神様が出雲大社へ集まって

会議をされるとかで、出雲大社だけは神在月という事は

聞いていますが、その神様たちのお泊りになる宿舎(ホテル?)も

ちゃんと本殿の両側に並んでいました。

 

やはりさすがに伝統ある神社だけあって荘厳な雰囲気に包まれています。

大注連縄は長さ13メートル、周囲9メートル重さ5トンもあるそうで、

これを支えている建造物もたいしたものですね。 

 

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出雲大社のお参りの仕方は、普通の神社(2礼2拍1礼)とは違って

2礼4拍1礼だそうです。

ここでお参りを済ませてふと横を見ると、なんと金沢の友人の

ご夫妻がおられるではありませんか!!

両方とも目をぱちくりさせてびっくり!

何千人とそこにいるであろう人の中で、奈良からと金沢からと

来た知り合いがばったり出会うなんて、さすが縁結びの神様ですね。

 

 その後一緒に行った友人と、境内を歩きながら因幡の白ウサギの話をして、

歌を思い出そうとするのですがなかなか出だしを思い出しません。

 

本殿の前に大国さまの彫像があって、その横に歌詞が書いてありました。

『大きな袋を肩にかけ大国さまが来かかると...』そうそうと思いだし大笑い。

出だしを思い出したら3番まで歌うことが出来ます。

 

  ところが後日この話を朝礼でしましたところ、40代以下の社員全員が

知らないというのです。『因幡の白ウサギ』という神話も知らないとの事。

唖然といたしました。これは大変と、神社とお寺のお参りの仕方も教えます。

お寺で拍手をしてはだめなのですよ...と。これはさすがに知っている子も

いましたが、私たちの年代が当然知っているだろうと思うのは

大きな間違いで今の若い人たちは教えてもらっていないことも多いのですね。

『日本の文化、伝統、自然を化粧品と共に次世代へ伝えること』を

一つのポリシーにしていますクレコスが、私自身もっと勉強をしないと

いけないと同時に、社員にも折に触れ、簡単なことも教えたり

伝えたりしていかないといけないなと痛感いたしました。