あけましておめでとうございます。
よい新年をお迎えでいらっしゃいますか?
年々お正月の雰囲気がなくなっていくような気がしますが、私としては還暦を過ぎ、
かたくなに古い習慣を守っていることに、そして生きている限り
守り続けるであろう事に気づかされるお正月です。
皆さま年越しはどのようにお過ごしでしたか?
紅白歌合戦?近頃面白くなくなりましたね~
どこかの温泉でのんびりと?あるいはホテルで優雅な年越し?
一度やってみたいですねぇ~
温泉かホテルで、ゆったりと何もしないで上げ膳据え膳で迎えるお正月を!!
我が家は今年95歳を迎える義母と40年近く同居していますので、
お正月に家を空けたことはありません。昔ながらのお正月です。
さすがに塗りの足つきの各自のお膳に裏白を引いて紋付のお椀を並べて
ということはこの10年ほどしなくなりましたが、
お正月はまず仏壇にお雑煮を供えてから始まるのが慣わしです。
大晦日は11時半ごろから、主人と車で15分ほどの奈良の友人のお寺へお参りし、
鐘を突き年越し蕎麦を頂きます。美味しいんですよ、これが...。
戦争中に供出された釣鐘を30年ほど前に再建され、それ以来毎年鐘つき行事をされています。
ご用意されるおそばは約800食。そう大きいお寺ではないのですが、ご近所の人たちや、
住職の教師時代の教え子など沢山の人が訪れます。
住職は以前中学の校長先生をなさっていたのと、お蕎麦を食べられるということもあり
若い人たちがお参りに来るのが特徴です。
本堂に手を合わせて、鐘つき堂にも手を合わせて鐘をついてからでないと
お蕎麦にありつけません。
行列をして待つのですがお蕎麦をいただくと心も体もホカホカ温まります。
日頃神仏に手を合わせる機会などあまりない茶髪の子達が並んでいるのは、
微笑ましい限りです。
それで、皆が鐘を突きますので鳴らされる鐘の音は800?ご近所はうるさくて大変ですね。
でも毎年これをしないとお正月が来ないような気がします。
お参りを済ませ、友人に新年の挨拶をし帰宅します。
家に帰ると年越し宴会をしている息子の友達連中が新年のお祝いのシャンパンを
抜いて盛り上がっています。
2時ごろまで飲んだり食べたりしてそれから春日大社へお参りに出かけるのです。
我が家ではこの習慣が10年続いています。
賑やかなのはいいのですが、準備も片付けも主に私。
なぜって!?
今年37歳になる息子はご夫婦で集まる人たちが多い友達の中でただ一人独身なのです。
今年こそは結婚してこの大晦日の行事はお嫁さんに代わってほしいものです。
どなたか良い方があればご紹介いただけませんか?
と言うことで今年の最大の目標は"息子の結婚"です。よろしくお願いします!!
あっという間に、今年も終わろうとしています。
クレコスにとりまして今年は意味のある年でございました。
おかげさまで創業以来15周年を迎え11月に「感謝のつどい」を開催させていただく事
が出来ました。300名あまりのお客様がお集まりいただき、皆さまから「おめでとう!!」
のお声を頂戴し無事終えることが出来ました。
月並みではございますが、これもひとえにご愛用者の皆さま、販売に携わってくださっている皆さま、
製造関係の皆さま、その他関係各位のすべての方々のおかげさまでございます。
ここまでこられましたことを深く感謝申し上げます。
一口に15年と申しましても生まれた子供が中学を終える年月だと思いますと感慨もひとしおです。
この間、様々なことが起こり、泣き、笑い、感動し、懸命に生きてきた15年だったと思います。
ただただ誠実に...を心がけては参りましたが果たしてどうだったでしょうか?
これを機にさらなる精進を心がけなければと改めて感じております。
オーガニックコスメ宣言の広告を出させていただいてから10年ほどになりますが、
この間化粧品業界は特にオーガニック化粧品業界は飛躍的な発展をしており、
今ではたくさんの会社がオーガニックを謳っております。
クレコスは、日本のオーガニック市場におきまして業界の先鞭をきって参ったつもり
ではございますがさらに一歩先のクレコスのオーガニックをどのように展開していくのか
革新が必要な時期に来ております。
今年は、二つの新しい試みを立ち上げました。
一つは皆様のお手元にも着いていることとは思いますが『クレコスペーパー』という通販誌です。
クレコスにご縁のある業者さま、あるいはクレコスの目で選んだ美しい生活を提案
できる製造元の品々をご用意いたしました。
品揃えはまだまだでございますがぜひご覧いただき、ご意見などお聞かせいただければと思います。
ここでご提案する『美しく生きる』という事は決してお金をかけることではないと思うのです。
選び抜いたいいものを大切に使う、いい調味料や食材を大切に使い切ることなのでは...と考えています。
生活にかかわる全ての事を心のゆとりを持って選んで暮らしていきたいですね。
もう一つの新しい試みは、クレコスの直営店をクレコスハウスとして一番お客様の
多い新潟市内に持つという計画が進んでおります。
地域の皆様にお越しいただき、楽しんでいただける心地よい空間作りを目指しております。
そしてこの様なお店があちこちに出来ることをこれからの夢の一つにしてまいります。
さらなるいい化粧品作りに日々努力してまいります事はもちろんですが、
新たな事業も皆さまとご一緒に発展させていけます事を心より願っております。
PS.一度書きましたこの原稿がパソコンの中で行方不明になり再度書くのに
手間取りアップが遅くなってしまいました。
(慌てるといけませんね・・・)お詫び申し上げます。
これから井戸を掘る集落は、もう少し奥にあり沢山の子供達が集まっていました。
刈り取ったお米をござの上に広げて所々で干してあります。
高床の家の下には牛や鶏がいて鴨が並んで歩いています。
ここは30家族ほどが暮らしていて、6人家族が主ですので井戸が出来れば180人
の飲み水になります。
皆出てきてくれて、ここに掘るのだ...と場所を示して、丸い円を書いてくれます。
とても皆が楽しみにしていることがよく分かりました。
多くの子が上半身裸で素足です。
弟や妹を抱っこしているおにいちゃんやおねえちゃん、箒を持ってお掃除している
子、もみをござの上に広げている子、皆元気ないい子達ばかりです。
この子達は井戸が出来ると、水汲みから開放され、学校に行けるようになり、よく出
来る子はいずれ日本に留学し国と国との橋渡しをし、アジアの平和に役立つ人になっ
てくれるでしょう。
事実、カンボジアのアジア協会の関係者には京大などに留学し帰国してから国の要職
に着いたり、シアヌーク博物館の副館長になったりしている若者がいます。
副館長のエアダリスさんは、現在36歳ですが京大の修士卒で、橿原考古学研究所に
学び、アンコールワットの修復に携わっている人です。
ポルポト政権下で内戦と弾圧の元、働き盛りの多くの有能な人材が失われ、平和が訪
れた今、30代の有能な人たちが国の中枢を担うようになってきています。
これからの発展のエネルギーを蓄えながら、まだまだ貧しいこの国に私達は少しでも
お役に立つことが出来るのではないかと思います。
なぜカンボジアなのか...といいますと、まず国の情勢が比較的安定していること、
仏教国で人々が穏やかなこと、アジア協会と関係の深い日本の特命全権大使の篠原氏
がカンボジアの事情に明るいことなどがあげられると思います。
日本での25万円は30代の一ヶ月のお給料程度でしょうか?その25万円で井戸が
一基掘れるのです。そして100人から200人の人たちが何十年も安全な水を飲む
ことが出来ます。
様々な芸能人もカンボジアに学校を建てる運動をしたりしています。
クレコスのできることは小さいですが、それなりにより密な関係が築かれると思います。
井戸を掘る村へ行った翌日は、子供達やお寺のお坊さん達と植樹をしました。
日本から手伝いに来てくれると待っていてくれたようで、村の中を通る道にアカシア
の苗木を1,000本植えました。
スコップや鍬を持ってまず穴を掘り、苗木を入れ土を被せ、水をやります。
それを暑い中汗を流しながら皆で1,000回繰り返して作業が終わりました。
子供達の満足そうな顔!!ため池のにごった水で顔を洗いに駆けていきます。
言葉は通じなくても、私もすっかりお化粧の取れた顔で子供達とお互いに一つのこと
を一緒にやりとげた喜びを分かち合いました。
お寺のお坊さん達には貴重品である日本のタバコを、子供達には空港で買ったゾウの
形をしたチョコレートを一粒ずつ配りました。
子供達は一列に並び、お行儀よく手を合わせて御礼をした後、両手で一粒のチョコを
受け取りました。
きっとめったに口にすることのない甘い味が口の中に広がったことでしょう。
まさしく戦後すぐの日本がそこにありました。
たった一粒のチョコに幸せを感じられる子供達と、好きなだけお菓子が食べられ、
ゲームが出来る子供達とどちらが本当に豊かなのでしょうか?
たった3日間の短いカンボジア訪問でしたが、様々なことを見、考え、感じられた貴重
な旅でした。
ちなみに、アカシアは生長が早く5年後には立派な並木になるそうです。
ぜひ5年後に見に行きたいと思います。ご一緒にいかがですか?
また、まだまだ井戸を必要としている村はカンボジアに沢山あります。
これからも皆さんの浄財をニコニコ基金として集めさせていただいて、一基づつコツ
コツと井戸を掘らせていただきたいと思います。
ちなみに、ニコニコ基金とは、何か嬉しいニコニコすることが有った時その喜びの
お裾分けを寄付していただくと言う意味合いがあります。
皆さんのところにニコニコすることが一杯起こりますように!!
クレコスでは、ニコニコ基金と言う皆の善意を集めてアジアに井戸を贈る
基金があります。
今年までで7基の井戸をアジア協会(※)を通じてアジア各地に
『クレコスニコニコクラブの井戸』と言う形で寄付させていただきました。
この度、5年前に寄付した井戸を見に行くことと、15周年を記念して
ニコニコ基金とは別に会社として一基、あらたに作ってもらうために
思い切ってカンボジアを訪問する旅に出かけました。
井戸を見に行くことは最初からの夢でしたが、パリやスイスへの観光旅行
とは違い、水も電気も無いところに行くのですから想像が付かず、行く前
から大変な騒ぎです。
食べもの飲み物に気をつけて!
蚊に刺されないように!
離れて歩いて拉致されない!
地雷があるかもしれないですよ!
と社員は口々に脅かします。
せっかく行くのですから、お土産は井戸の基金だけではなくなにか...
と言うことでバレーボールが皆で遊べて喜ばれると聞き、村の子供達に
5つ持っていくことにしました。
何度も行かれているアジア協会の方が付き添って行ってくださいますから、
すべてお任せして総勢4名で出発です。
真夜中の関空出発、明け方バンコクで乗り換え早朝にカンボジア着です。
眠い目をこすりながら、暑い首都のプノンペンへ到着。
現地のアジア協会の方達の出迎えを受け、早速井戸のあるタケオ州へ車を
向けました。
申し訳程度に真ん中だけ舗装された凸凹道をおんぼろレンタカーのベンツの
バンが80キロのスピードで、牛車やバイクや屋根の上に人が一杯乗った車を
掻き分け掻き分け、走ります。
すさまじい砂煙が上がる道沿いにはパンや果物を並べたり、豚の足をぶら
下げた屋台が並んでいます。
カンボジアは平坦な国で、ほとんど起伏がなくまっすぐに田んぼの中の道が
伸びています。
信号もまったくなく、ただただまっすぐに進みます。
所々に市場があり、戦後の闇市のようなお店でバイクの部品や、雑貨、
食べ物などを売っています。学校とお寺だけはずいぶん立派な建物です。
2時間半かかってクレコスの井戸のある村に着きました。
村の入口近くにお寺がありその前に泥水といっていいような池があります。
その池の水が井戸が出来るまでの飲み水で、片道30分かかって汲みに来て
いたそうです。
私達にはとても飲めるどころか手をつけるのもはばかられるような水です。
そこからしばらく車で走ってやっと井戸のある
集落に到着!!
"2003 CRECOS NIKONIKO
CLUB OSAKA JAPAN"の
プレートに出会い感激!!
私達が着くと村の子供達や家にいる人たちが
集まってきてくれました。
皆興味津々ですが、にこやかです。ほとんどの子が裸足で洋服も汚れています。
井戸は飲み水が主なのでおそらくお風呂と言うものには入ったことがないの
でしょう。
けれど汚いと言う感じはなく、大きな子供が小さな子供を抱いている風景は
戦後すぐの日本の風景と重なり懐かしい感じさえします。
15家族100人程度の人たちに綺麗な水を湧き出してくれている井戸の周り
にはレモングラスが植えてありました。
乾季になると周りの集落からも水を汲みに
来られるそうです。まさしく命の水です。
集落の長から御礼の言葉を述べていただき、
とても感謝されました。
名残を惜しみつつ、次はこれから新しく井戸を
作る村へ向かいます。
この続きは次回をお楽しみに。
(※)アジア協会
社団法人アジア協会アジア友の会(JAFS)は、日本のNGOの
草分け的存在。アジアに井戸を贈る運動として活動がスタート。
JAFSの考えるボランティアとは現地に足を踏み入れ、実際に
現地の人々と出会 い、直面している問題を共に体験し考えていく
ことを第一歩としている。現在アジア18カ国、46の地域を
ネットワークする国際NGOとして活動されている。
先日、[森からの賜りもの]という題名の講演会に行ってきました。
本間請子先生とおっしゃる科学技術振興機構産業医の肩書きの方の興味ある
お話でした。
「人は森の中でほっとするのです。森が人を快くさせてくれる要素には香、
清浄な空気、還元マイナスイオン、緑の色、木漏れ日の光、鳥の鳴き声、
せせらぎの音、風のそよぐ音、静けさ、気などがあります。」というお話で
これらが森に入ると誰でもが享受できる[森からの賜りもの]なのだそうです。
森林浴という言葉と共にフィトンチッドという言葉を聞かれたことがあると
思います。この香は樹木や樹葉から発散されるのですが、微量でもよい香と
感じます。
5月から9月の日中お天気のいい山の中腹が、森林浴には最高のようです。
また四季折々に森の中に入り、五感を通して様々なものを感じることによって、
自律神経機能のバランスがよくなり心身ともに健やかになっていくそうです。
森は体の60兆個の細胞の一つ一つをイキイキさせ、太古の昔から人間が
受け継いでいる遺伝子を喜ばせてくれるのです。
そんな素晴らしい働きをする森のこと、もっと学んでみませんか?
日本の国土の70%は山や森ですのに、私たちは、そのことにあまりにも
無関心で日々の暮らしをしています。
そんなこんなで、クレコスは"生命(いのち)の森倶楽部"という倶楽部を作り、
様々な活動をしています。
立ち上げて数年になりますが、このたび、より真剣に取り組んで行こうと、
理事を増やし活動の内容も皆で前向きに考えていこうということになりました。
大好きな日本を環境汚染から守るには森をもっとよく知り、森から様々なことを
学ぶことが必要です。
『木を植える 育む 見守る』を合言葉に活動をしてまいりますので、応援
よろしくお願いします!!