COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

新潟に五頭山(ごずさん)という信仰の山があります。

その麓の自然豊かな里山に五頭自然学校があります。

 

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『人と自然。過去と未来。地域と地域。思いと思い。』を背景に

夢が広がるものがたり

愛が染み込むものがたり

生命が燃えるものがたり

交流が光るものがたり

心が肥えるものがたりの5つのストーリーを展開し

「美しいふる里を守る心を育てます。」

というコンセプトが五頭自然学校の活動理念です。

 

拠点は、新潟県阿賀野市の五頭にある"ぽっぽ五頭"という元ペンションです。

森の中にあり、すぐそばにはおいしい清水が湧き出していて、

薬草園も近くにあります。森あり、川あり、山あり、温泉ありの

自然活動をするにはもってこいの場所です。

 

何より、クレコスが支援して化粧品工場を持っている

障がい者福祉施設あおぞらソラシードのすぐ近くです。

このぽっぽ五頭へ行ってきました。

木造りの素敵なお部屋、窓から見える木々の木漏れ日に癒され、

お料理は東京の一流レストランにも負けないケータリングをお願いしました。

 

新潟春野菜のサラダ 根三つ葉のジェノベーゼ

春キャベツと白いんげんのスープ

鮮魚のポアレ南蛮海老ソースと

雑穀入り自然栽培米の酒粕焼きリゾット添え等

美味しそうでしょう。東京青山のレストランにいるような感じです。

 

また手作りのデザートもたくさんあっておいしかったことと言ったら...!!

食べるのに忙しくて写真を撮るのを忘れました。

 

何故ここへ行ったかと言いますと、

『クレコスいのちの森倶楽部』がこの五頭自然学校の法人会員になり

今後一緒に活動していくことになったからです。

 

なぜ新潟なのか...

 

自然学校の五十嵐校長は私たちの思いを実現してくれる活動をされているからです。

クレコスの『日本の文化、自然、伝統を次の世代に伝える』という思いです。

以前にも申し上げましたが、

日本で一番大切にしたい会社の著者でいらっしゃる坂本光司先生が

「自分がしたくても出来ないことをしている人がいれば、

その人を応援することは自分がしているのと同じことになるのです」

という事なのです。

 

クレコスいのちの森倶楽部も様々な活動をしてまいりましたが、

高齢化により積極的な動き回る活動が難しくなって参りました。

今後このような様々な団体に参加し、

一緒に考える事によって日本の森の事を考えていければと思います。

 

会員を募集しています、ぜひ皆さまもお入りください。

 

お問い合わせは、クレコス営業部 神内まで

 

会社で植えている薔薇が、お借りしている室生の畑にあります。手入れをしなければと思いつつ

消費税の諸々に追われ、ほったらかしになっていました。

 

ちょっと仕事も落ち着いたので、先日伸びた枝の剪定に行ってきました。

会社から車で1時間足らず、そこはトトロの世界です。山々に囲まれお昼でも静寂に包まれた

山里です。雪で倒れていないかなと思っていたネットも無事で、薔薇たちも寒さを乗り越えて

少し目が出て来ていました。栄養不足と水不足でやせ細っていましたので、かなり枝を払い元気

になってくれるように祈りながら肥料もやりました。

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 と、えらそうに言っていますが、私は見てるだけ...実は一か月前に会社で右足の親指に重い物を

落として骨折しているのです。それで、もっぱら作業はクレコスの工場顧問と社員との仕事です。

顧問はボランティアでお住まいの市の植物園の薔薇の手入れをしていらっしゃるいわば薔薇の専門

家です。社長は何もしないで危ないので座っていてください、と言われながらちょろちょろして

叱られていました。まだ草はそんなに生えていませんが、来月も手入れに行きます。

夏には社員総出で草取りです。

 

すぐ裏にヒノキの山があるのですが、ちょうど薔薇の畑のそばがイノシシと鹿の獣道になって

いたとかで立派な動物園のような網が張り巡らされていました。田舎の山里の雰囲気がなくなって

ちょっと残念な思いですが、住んでいらしゃる方にとっては死活問題なので、仕方がないですね。

 

ここの山の木を間伐させていただいて、クオンのパッケージを作ったのですが、私たちが木を

切った山は行政の手で間伐され、倒木がいっぱいになっていました。またこの倒木の処理が大変で

なのでしょうね。動物たちとの共生、森林を守り育てることの難しさを目の当たりに見た思いが

します。

 

私のやりたいことの一つに、薔薇水を作りたいという思いがあります。

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10年前にこの薔薇たちが元気できれいに咲いていた京都府美山町の畑で薔薇の水蒸気蒸留をして

いい香りの薔薇水を作ったのですが、この室生に薔薇をお引越しさせて手入れが行き届かず

花が沢山咲きません。

何とか夢をもう一度!蒸留器いっぱいの花を摘んで、薔薇水を作りたいと思います。

 

沢山作って皆さんにおすそ分け出来ればいいのですが...。

どれだけ雪が降っても、寒さに震えていても春がやってくる日本が好きです。

四季のある国に生まれた幸せを感じます。

先日嬉しい大賞をいただきました。

ソーシャルプロダクツアワードという賞の一番の大賞です。

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[ソーシャルプロダクツとは、企業および他のすべての組織が、

生活者のみならず社会の事を考えて作り出す有形・

無形の対象物(商品・サービス)のことで、

持続可能な社会の実現に貢献するものである。]

と定義されています。

 

エコ(環境配慮)、オーガニック、フェアトレード、寄付、

地域伝統などを考えた商品を集め、審査し表彰するというものです。

まさしくクレコスが創業以来こつこつと、

皆様と共に身の丈に合った様々な支援をしたり、

商品づくりに取り入れたりしてきた事のすべてだといえます。

 

昨年創設されたアワードですが、

二年目にして審査団体の目に留まり出展をされませんか

というお声掛けをいただきました。

クレコスはクオンプロジェクトを掲げて早3年、

様々な活動をしてまいりました。

いのちの森倶楽部、障害者福祉、農業支援等それらをすべて商品に

反映していく取り組みは色々なところで評価され、

考え方を含めたトータルデザインが素晴らしいと、

グッドデザイン賞もいただきました。

 

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さあこれからです。

これらの物はすべて20年という歴史の流れの中で

醸成され形つくられてきたものですが、

これをさらなる高みへ、

世の中の役に立つ商品にしていくには、

ご愛用してくださっている皆様のご協力あってこそ

成し遂げられるものなのです。

 

[日本でいちばん大切にしたい会社]の著者でいらっしゃる坂本光司教授は、

自分がしたくても出来ないことをしている会社を応援することは、

自分がそれをしているのと同じことだ...とおっしゃっています。

私たちも皆様にそのように思っていただける商品づくり、

ソーシャル活動をすることを目指して、クレコスの社員一同、

ここからが出発であると心を新たに頑張ってまいります。

そしてこのソーシャルプロダクツの考え方を商品を

購入する際の選択肢に加えてもらう事によって、

社会をより良いものにしていく消費の力として活用し、

「何が私たちの未来にとって良いのか「何を子供たちの世代に残せるのか」を

考えるきっかけにしていただければと思います。

良いものを選ぶ、その消費者の目がより良い社会を作る力になるのです。

皆さまの応援を心からお願い申し上げます。

 

新しい年が明けました。今年もよろしくお願い申し上げます。

 

今年は皆さまご周知の通り2014年であり、平成26年です。

皆さまは日頃どちらをお使いになりますか?

今年の初めに、そんな問題を提起された方がありました。

 

カレンダーに平成の年号が書いていないものが多くなっているとの事です。

そういえば...とカレンダーを確認しました。ほとんどが2014年です。

 

唐招提寺のカレンダーは、平成26年のみの表示でした。

いつからこういう事になってきたのでしょうか?

生年月日も西暦で書かれる人が若い人の間に増えてきているのではないでしょうか。

 

日本の元号は、時代を映し男性と女性の時代が入れ替わり現れる

という方がありました。

近年では、明治は戦争で大きく世の中が変わったので男性の時代,

大正は大正ロマンという言葉があらわすように女性の時代、

昭和はまた戦争の時代で男性の時代、

平成は女性が活躍する女性の時代と言えるのでしょうか。

 

その前に遡れば、大きく時代としてとらえて

江戸時代は文化が栄えた女性の時代、

安土桃山戦国時代は男、南北朝室町時代は女、

鎌倉時代は男、平安時代は女、奈良時代は男...という風に

男性優位の時代と女性優位の時代が繰り返されると...

なんとなくほぉ!っという感じです。

 

色々と事情があるのでしょうが、数字のみで表される西暦は

世界共通で合理的なのは理解できますが、少し味気ない気がするのは

私だけでしょうか。

 

さて今年は我が家はお花がいっぱいのお正月でした。

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昨年の、クレコス20周年でいただいた胡蝶蘭は幾鉢もきれいに咲いていますし、

床の間も玄関にも生け花をいただきました。

でも何と言っても出色は、玄関の外に入れた南天です。

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南天は難を転ずると言ってお正月の縁起物だとか。

抱えきれないほどいただき私が作った壺に入れましたが、

それだけで華やかで明るいお正月になりました。

 

昨年の色々な難を良い方に転じて、今年は良いことがいっぱいあるように

頑張ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

2013年11月27日

クレコスはこの11月17日に20歳の誕生日を迎えました。

 

本当にここまで歩んで来られましたのは、

ご愛用者様をはじめ関係各位のご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

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20周年誌を作らせていただき、来し方を感慨深く思い起こしております。

 

ちょうどお誕生日の日に、奈良日航ホテルで感謝の式典をさせていただきました。

たくさんの方にお越しいただきご縁のありがたさをしみじみ感じております。

唐招提寺の宗務長様のご講演をはじめ、感謝のパーティではクレコス20周年のクイ

ズや、スティールパンの演奏などにぎやかに過ごさせていただきました。

 

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私の挨拶では、河合寛次郎先生の『過去が咲いている今、未来のつぼみで一杯の今』

という言葉を引用させていただき、今までお使いいただいている皆様のおかげでクレ

コスの花がいっぱい咲いているという現在のお話と、母から娘への合言葉のように、

クレコスの理念が次の世代につながれて、未来のつぼみがいっぱい付いていますとい

うお話をさせていただきました。

 

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未来のつぼみがきれいな花を咲かせますように、益々頑張ってまいりますので皆様の

お力添えをよろしくお願い申し上げます。