COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2013年01月21日

 

縁起のいいことが続いています。まず三が日、奈良はよく晴れました。

いつも朝早く出勤するので気が付かなかったのですが、遅めに仏壇にお参りを

した時、お仏壇が障子を開けておいた南からの朝日を浴びて金色に光り輝いて

いるのです。

感動しました。三が日共です。今年はきっといいことがあるよ、とご先祖様が

エールを送ってくれているようでした。

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次は、獅子舞の来社です。奈良へ引っ越したので大阪へ来てくれていた獅子舞は

今年は来てくれないかなと思っていたのですが、来てくれました!カセットレコ

ーダーと獅子頭を持って!社員全員の頭を噛み噛みしてくれました。

これで一年の健康安全間違いなし。

 

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そして初講演会。何と106歳の曻地三郎先生の講演です。

立っていらっしゃるだけで奇跡のような存在。しいのみ学園の創始者です。滑舌も

しっかりして、昨年は世界一周講演旅行にも回られて、ギネス記録を出されたとか。

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なんと黒田節を舞われました。元気をもらうとはまさにこのとことを言うのですね。

私よりなんと40歳年上です。頑張らなきゃ。

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そしておまけとして、その講演会で同じテーブルになった大会社の女性の社長と

名刺交換したとき、「私、この化粧品使っていますよ。」とおっしゃったのです!

「ウソ!」と思わず叫んでしまいました。

でも娘さんと一緒にお買い上げいただいていたのです。

 

3月にある高島屋での大きなオーガニック化粧品のイベントへの出店も決まり

ました。また、先日は誰でも知っている超一流のホテルから、商品に対しての

お問い合わせをいただきました。

 

なる話かならない話か、あまりに大きな話でめまいがしそうですが、春から縁起の

いい話のオンパレードです。

 

昨年末にリニューアルしたクレコスの商品も大変好評で、社員の中から使って

肌のくすみが取れて色が白くなったという話もあちこちから出てきました。

何だかうれしくなる話ばかりです。

今年は20周年、きっと皆さんに喜んでいただけて、会社もうれしくなる年になる

こと間違いなしです。

 

よろしくお引き回しのほど新年にあたりお願い申し上げます。

 

2012年12月20日

 

先日、クレコスのリニューアル商品の発表会を東京で行いました。

場所は明治記念館です。明治神宮の近くにあるとても素敵なセレモニーホールです。

東京の真ん中にこんなに素敵なお庭を持った、会館があるなんて感激です。場所も

良かったせいか、たくさんの方にお集まりいただきました。

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雑誌や新聞の方、店舗をお持ちの方、販売をしてくださっている方、様々な皆様が

クレコスのリニューアルの話を大変興味を持ってお聞きいただきました。

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大和茶の生産者の伊川さんも来てくれ、映像を使いながら自然農のお茶作りの話を

してくれました。彼の農業は日々進化しています。日本だけでなく世界に通用する

お茶作りを目指しています。

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ウエルカムドリンクで伊川さんのお茶を入れていただき、ご提供していただいたの

ですが、皆さんおいしい、ほっとする、優しいお味と大変好評で『今日は化粧品の

発表会?それともお茶の発表会?』と思うほどに人気がありました。

 

 

もちろん化粧品もプロの人が沢山いらっしゃってくださって、テクスチャーを大変

ほめていただきました。

 

いわく、"いい香り。"

いわく、"伸びがいい。"

いわく、"保湿力がありそう。"

 

オーガニック化粧品業界のカリスマ的存在のYさんは『香りもよく、使い心地も

優しく、母の愛そのものですね。』とお褒めの言葉をいただきました。

 

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20年目にしての大幅リニューアル、取りあえずほっと一息です。20年という歴史

を、競争の激しいオーガニック化粧品業界に於いて築いてきたことも多くの来場者の

関心の一つになっていました。

 

これからはこの商品を愛してくださる方々をどれだけ多く作れるかが、今後20年の

成功への道のりになって来ます。どうぞ皆さま、新しくなったクレコスをよろしく

お引き立てのほどお願い申し上げます。

 

先日九州へ出張に行きました。新幹線"さくら"に乗って。文庫本は持っていた

のですが、今政治が面白いので週刊誌を久しぶりに買ってみました。そこである

エッセイストが書いていた記事に目に留まりました。石原都知事が、国政に復帰

することについて、年を取りすぎているという批判が出たことに関してです。

「何歳ならいいのか」「都知事の仕事なら80歳でも務まるのか」また85歳に

なる精神科医の言葉として、「年齢で人を判断するべきではない。歳をとると

個人差が大きくなる。90過ぎて逮捕された現役のスリもいるし、90歳で

スナックのママをしている人もいます。若くても判断力がなかったり、実行力の

無い人もいます。」うんぬん...

 

 確かに。歳ってなんでしょう?

 

 サミュエルウルマンの『青春』という有名な詩があります。

 

 "青春とは 人生のある期間を言うのではなく

  心の様相を言うのだ...

  人は信念と共に若く...

  人は自信と共に若く...

  希望のある限り若く... "

 

まさしくその通りだと思う事もあります。石原都知事は現状の日本を憂い、信念と

自信を持ち、希望を持って貫こうとしておられるのかもしれません。

 

同じ週刊誌の最後のほうに『刺繍名人のおばあちゃんは105歳!』という

グラビア記事がありました。会社経営から退き、94歳で始めた刺繍が何と県の

美術展で3年連続で入賞しているとか!一針一針命がけで縫いますと、メガネも

かけずに大きな作品を作っていらっしゃいます。好物は甘いものとお肉ですって。

こうなると歳を取るっていったいどういう事?と思いますね。

 

先日、義母の白寿(満98歳)のパーティをしました。卒寿(90歳)の時の

ようにホテルでしてほしいという要望で、親戚や親しい友人(私の友人ですが、

おばあちゃんは自分の友達だと思っています)にお集まりいただき、ご機嫌な

一日でした。皆さまと美味しい会席をいただき、お祝いの言葉とたくさんの花に

 

囲まれ、いい顔です。

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「おばあちゃんおきれいね!」

 

と言われると、すかさず

「はい、クレコスのおかげで」

という返事です。髪形や、洋服にも気を配り、まったく30歳以上の歳の差を

感じさせない会話力!脱帽です。

これからの日本は、どこの国も経験したことのない超高齢化社会に突入します。

元気な高齢者はそれぞれにその役目を果たさねばならないという事だと思います。

私ももうすぐ高齢者の仲間入り、頑張ります!!

 

2012年10月19日

クレコスにはクオンプロジェクトという、社会事業を営利事業に結びつけるプロジェク

トがあります。その一つとして『クレコスいのちの森倶楽部』という会を作り10数

年前に立ち上げて、日本の森を考える様々な活動をしてきました。のほほんやスタッ

フブログでも何度か報告をさせていただいていると思います。数年前には山にドング

リの木を植えに行ったり、植林の山の皮むき間伐の体験もいたしました。

 


そんな活動をなんとか事業に反映しようと考え、先日社員研修で面白いことをしてき

ました。木を切り倒したのです。社員の実家の持山で、奈良県の室生にある山です。

ご多分に漏れず、おじいちゃんが一生懸命子供たちや孫たちのためにと植林された杉

やヒノキが使われることなく、間伐さえままならず、もったいない山になってしまっ

ています。ここを使わせていただき、木を取りあえず一本いただくことにしました。

直径17センチのヒノキです。重量約100キロ。女性の社員二人で切り倒し、裁断

しましたがヒノキは杉よりも固く、手で引くのこぎりでは大変だったようです。

そのヒノキを木端にし、紙を試験的に作ってもらおうという計画です。

なんでも面白いことをやってしまう会社ですが、いろんなものがなくなって困ったこ

とになると作ってしまう会社なのです。

 

以前は、化粧品原料会社がクレコスの原料として使っている米ぬか発酵エキス(お酒

のようなもの)の製造を、面倒で手間がかかるのでやめてしまった時、何とか作れな

いかと様々に当たって奈良の清酒メーカーで製造をしていただき、原料にしたという

経緯があります。酒造メーカーが化粧品を作られるケースはあっても、化粧品会社が

原料のお酒を造るのはおそらくクレコスが初めてでしょう。

 

それと同じように、日本の森を考えるというテーマを一つの会社の社会事業として取

り組んできたクレコスは、化粧品のパッケージに南アルプスの間伐材を使用した紙を

使っていました。それがなくなってしまったのです。それなら日本の山の保護をする

という、メッセージを込めて自分たちで作れないかというのが、今回の取り組みでち

ょっと特別です。とても壮大な事業ですし、お金もかかりますので果たして可能かど

うかはまだ未知数です。でも第一歩を踏み出しました。

2012年09月14日

 

社員研修旅行で、新潟へ行ってきました。

新潟へ皆で行くのは始めてです。今回はクレコスとこれから一緒に仕事をしていく、

授産施設のあおぞらポコレーションさんを訪ねました。新潟五頭山の麓の森に囲まれた

素晴らしい環境のところに、新しい施設が出来ました。あおぞらソラシードと言います。

そこには20名ほどの利用者と数名の職員が一緒に様々な作業に取り組んでいらっしゃ

います。まず私たちは3班に分かれて、作業のお手伝いに取り掛かりました。越後杉

から、化粧品原料である杉ウオーターを抽出する班。ここは一番クレコスと関係の

ある所です。きれいな設備が整った作業室に水蒸気蒸留機が2台備えつけてあります。

ここで抽出のお手伝いです。

次はお掃除班。近所の宿泊施設のお掃除のお手伝いです。とても楽しく、笑いながら

お掃除が出来たそうです。

私はダイレクトメール班。10種類のダイレクトメールを揃えて、袋詰めをします。

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ここはチェックが厳しくて、最後にTさんが10枚の目方を図るのですが数グラムでも

違うと間違ってます!とはねられます。点検しなおすとやはり重なっていて一枚多い...

ごめんなさい。皆でぐるぐる回って詰めていきます。3班とも、なんだかとても楽しく

お手伝いが出来ました。最後の反省会で、よくできましたという事であおぞらさんの

皆さんからご褒美の賞状をいただきました。

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雰囲気も職員の方々も、利用者の方々もとても明るく暖かくいいところです。

その上ヤギのポコとシードがいます。この2頭がまたみんなの人気者。

本当にとても、和やかな、いい空気感のある素敵な施設です。

 

翌日は市内見学。まず県政記念館。新潟に来た時に通りがかって素敵な建物だなと思っ

ていたのですが、明治時代のままの姿を保存された素晴らしい建築物です。解説付きで

見学です。同じくそこから延びるカミフル商店街も解説付き。これからの新潟の中心に

しようと頑張っていらっしゃる組合の努力で、古い街並みに素敵なお店があちこちに

出てきて、不思議に落ち着いたおしゃれな商店街です。

そのあとはこれも解説付きで、『新潟土と水の芸術祭』の見学。古い倉庫の中に様々な

アーティストで制作物が展示され、アート空間が広がります。

何だかとても短い二日間でした。すべて解説付きで見学できたのも、あおぞらさんとの

お出会いから繋がってきた新潟のさまざまな方たちに感謝です。

明治生まれの教育者の森信三先生の言葉に、『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず

逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に』という言葉があります。

 

クレコスは今までさまざまな出会いをいただき、発展してきました。今回の新潟の方

たちとの出会いもこれからのクレコスの発展に欠かせないものだと感じました。

何より遊びではない研修旅行を社員みんなが楽しんでくれたことが一番良かったです。

 

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