COLUMN of KEIKO KUREBE

暮部恵子のおしゃべりコラム

2016年09月16日

久々に東京へ行ってきました。お仕事は2つ。

 

まずは東京ビッグサイトで開かれていたダイエット&ビューティスタイル展へ。

 

今はやりの、水素や酵素の化粧品、クレコスの健康食品でもうたっている『糖化』や『腸』が

 

キーワードのアンチエイジングのセミナーなど。

 

また塗るだけで痩せるという大変魅了的?な化粧品や健康食品が所狭しと並んでいます。

 

ここでジャパンメイドビューティアワードという表彰式がありました。

 

日本中から集められた地方の特色を生かしたコスメティックやインナービューティの商品が

 

30品エントリーされ一般投票の後、美容健康業界のバイヤーの最終審査を受け、

 

その審査の結果クレコスのクオンビューティアクチュアライザーが最優秀賞をいただきました。

 

嬉しいことです。

 

発売して6年目、皆様方に育てられ、ご支援いただいたおかげです。

 

ありがとうございました。

 

奈良という土地で自然農の大和茶という商材を使って化粧品作りをし、

 

『美しい日本の始まり奈良から』という発信をコツコツとやらせていただいた結果だと思います。

 

 

もう一つのお仕事は、クレヨンハウスさんでの少人数でのお話会です。

 

クレヨンハウスのメルマガで「クレコスの社長が来ます」と呼びかけていただきましたところ、

 

クレコスを使ったことがないという女性がお集まりくだいました。

 

キャンセル待ちも出たとのこと嬉しいことです。

 

お越しになった女性の一人は『母から娘へ伝える化粧品』という言葉にひかれましたとのこと。

 

雨で足元の悪い中、小さな赤ちゃんを連れたお母さんや50歳になって

 

これから一生使える化粧品を探しているという女性など皆さん熱心にクレコスの成り立ちの話や、

 

クオンプロジェクトのお話をじっくりと聞いてくださいました。

 

皆さん楽しかったと予定の時間をオーバーしても残ってご質問をしてくださったり…

 

ちょうど前日に賞をいただいておりましたのでタイムリーな事でした。

 

皆さんおっしゃるのに化粧品はたくさんありすぎてどれを選んでいいか迷ってしまうとのこと。

 

本当にそうですね。クレコスは手作りおにぎりの様な化粧品と言うお話が一番受けていました。

 

せっかく来ましたので、私の楽しみはクレヨンハウスでのお買い物。

 

オーガニック野菜のランチバイキングをいただいた後は、

 

お菓子に本、またこの度、落合恵子さんがプロデュースされたオーガニックコットンのお洋服が

 

新しく売り出されていて早速買ってきました。

 

お仕事と言ってもいっぱい楽しい思いをさせていただいた出張でした。

 

 

2016年08月19日

東京都知事に小池百合子さんがなられました。

 

何はともあれ頑張っていただきたいです。

 

 

台湾の蔡英文さん、ひょっとしてアメリカもクリントンさんが大統領になられるかもしれません。

 

次は日本の総理も女性の時代が来るかも…

 

とっても素敵なことだと思います。

 

日本はまだまだ女性の活躍が少なくて、もっともっと取り上げられるべきだと思います。

 

 

そんなこんなで、クレコスナチュラルライフという季刊誌でクレコスは

 

今年は素敵な奈良で活躍する女性にスポットを当てました。

 

 

春号は、ほうせき箱の岡田桂子さん。

 

とっても流行っているカキ氷のお店で今やテレビその他マスコミに引っ張りだこです。

 

夏号は柳井尚美さん。

 

ヨーロッパ系の外人さんがほとんどという旅館の女将で書道家です。

 

ここまでは皆さんのお手元に行っていると思いますが、まだの方はお知らせください。お送りします。

 

 

秋号でご紹介する予定の井原季子さんは、

 

若い鳳笙奏者の方で天から舞い降りてこられたような雰囲気の現代離れした女性です。

 

高取町という奈良市から南へ行った城下町土佐街道の古い街並みが残る田舎で農業を志し、

 

古民家に住まい理想の生活は自給自足といわれる菜食主義の可愛い女性です。

 

私の半分ぐらいしかない細い体で、

 

笙を吹かれるときはどこからあれだけの肺活量が出るかと思うぐらいの

 

エネルギーが出ます。

 

 

目の前でお聞かせいただきましたが、その素晴らしい音色と迫力に圧倒され感動いたしました。

 

取り上げさせていただいた三人の皆さまは、

 

奈良が大好きで奈良にしっかり根を降ろし様々な活動をなさっています。

 

ナチュラルライフのこのシリーズはできる限り続けていきたいと思うほど

 

奈良には隠れた素敵な女性が沢山います。

 

2月ののほほんにも少し書かせていただきました倉橋みどりさんの朗読会が

 

小さなシアターでありましたので行ってきました。

 

倉橋さんは文学を生業とし、奈良に関する文筆や研究をされている様々に造詣の深い方です。

 

シリーズ講座で「奈良時代の女性の祈りを歩く」と題して8月から11月まで女性天皇や光明皇后、

 

中将姫といった奈良にゆかりの女性の講座を開かれます。

 

 

 

その倉橋みどりさんの素晴らしいお声で芥川龍之介の蜘蛛の糸と夏目漱石の夢十夜を、

 

ギター演奏と、アロマの香りを載せて語ってくださいました。

 

蜘蛛の糸のお話の中でお釈迦様が一度助けようと思った悪人カンダタの

 

自分だけ助かりたいというわがままを許さず蜘蛛の糸を切って地獄に落とし、

 

憐れみを持って歩いて行かれる様も、何か楽しい童話を聞いているような語り口

 

でいい香りと共に楽しみました。

 

文化の香り漂う奈良という都には奥ゆかしい女性が似合います。

 

ナチュラルライフの秋号をどうぞお楽しみになさってください。

 

 

2016年07月20日

先日来、産経新聞の奈良版に私が『私の働き方』という地域ニュースに載せていただいたり、

 

NHKの滋賀局からクレコスに取材が入ってぐるっと関西という番組で放送されたりしています。

 

9月号の奈良商工会議所ニュースにも載せていただくことになっています。

 

おかげさまであちこちに取り上げていただいていて、ありがたいことです。

 

 

数年前まで大阪市中央区に事務所を持ち、奈良の工場との両拠点で仕事をしておりましたが、

 

政府の地方創生の政策が出る前からこれからは地方発の時代が来ると思いまして、奈良に会社を一元化しました。

 

それ以来『美しい日本の始まり奈良から』というキャッチコピーの元、

 

奈良発の地域に根差した化粧品づくりをしてまいりましたので、

 

奈良県や産業振興センターからも『きらりと光る物づくり取りセレクション』など様々にとり上げていただき、

 

講演をさせていただいたりとしておりましたおかげで、多くの繋がりをいただきました。

 

NHKの放送は、滋賀県の東近江市奥永源寺、君が畑地域の『東近江ムラサキ紫縁プロジェクト』

 

に関する取材でした。

 

自治体で募集した地域おこし協力隊の青年から、限界集落である君が畑で紫根を栽培し産業として

 

商品化できないかという、ご相談から始まったプロジェクトでした。

 

 

 紫根は日本での栽培例はあまりなく、気候的にも難しく、

 

化粧品原料として使われているものはほとんどが中国からの輸入です。

 

国産の紫根を作りたいという地域の人々や、八日市南高校の取り組みで数年前から試行錯誤しながら

 

栽培をされてきました。

 

紫根染には取り組まれていたのですが高価な染料になりますので、なかなか実用化は難しいと思われます。

 

 

そんな中、昨年11月にスカーフを染めるイベントが八日市南高校で行われ参加してきたことを、

 

のほほんに書かせていただきました。また社員研修でも奥永源寺に行き地元の方々との交流や

 

畑の視察をさせていただいたりもしました。

 

 

 今回の取材は、染料としての紫根ではなく化粧品として使えないかという取り組みに対しての取材です。

 

 

 地域おこしとしての栽培で、化粧品原料が出来、商品化まで持っていければ、

 

それこそ滋賀県、近江商人の『三方よし』の精神で農業者、製造者、愛用者すべてにとっていい、

 

三方よしの商品になることでしょう。

 

 何とか頑張ってまいりますので皆さん応援してくださいね。

 

2016年06月22日

 最近アルファベットで略した言葉が流行っています。

 

ダイゴさんのは楽しい略語ですが、

 

例えばビジネスの世界では、CS(顧客満足度)ES(従業員満足度)

 

とか言ったような言葉です。

 

 

 最近話題に上ってきましたCCRC(Continuing Care Retirement Community)

 

という略語があります。日本版CCRC構想有識者会議というのがあるようです。

 

先日もテレビで成功例を放送していました。

 

『シェア金沢』という施設です。

 

 

 

 

 

 

 

「サービス付き高齢者住宅」「障がい者施設」「児童養護施設」が一緒になった街を形成しています。

 

温泉もあり、ドッグランや農園、なんとアルパカの牧場まであるそうです。

 

趣味やお買いもの施設にエステ、私の大好きなBarもあります。

 

 

シェア金沢でのボランティア活動をするという条件で格安の学生向け住宅も用意されています。

 

生活が困難になってから入る老人ホームではなく元気なお年寄りが集まり、

 

障害のある人もない人もお年寄りも学生も子供たちも一緒に暮らせる理想の街です。

 

 

もともとアメリカで始まった入居者がすべてシニアでありなおかつ元気で充実した生活をしていること、

 

健康な食事、充実したアクティビティ、趣味仲間がいるコミュニティという

 

理想的な共同体をCCRCというのだそうです。

 

 

国内最大級のCCRC『スマートコミュニティ稲毛』は、

 

分譲マンションにクラブハウスがついていて食事やアクティビティ、

 

医療介護などコンシェルジュがいてお世話をしてくれるという施設で、

 

最初に纏まったお金が要りますが、後は月々8万ぐらいでお食事も用意してもらえます。

 

 

 

 日本のCCRCとは政府の地方創生の一環として、高齢者の都会から地方への移転を促進するもので、

 

元気なお年寄りに元気なうちに地方に移り住んで退職後の第二の人生を

 

楽しめるようにしようという事だそうです。

 

 

 

 クレコスの設立当時、ご一緒してくださっていた方は、なんか聞いたことがあるような…

 

という感じだと思います。私がクレコスを立ち上げて、最終何がしたいの?と聞かれたときに答えていた世界です。

 

『クレコスという化粧品を通じて知り合った、

 

価値観を共有できる人達が年を取ってから一緒に暮らせる村を作りたい。

 

元気な仲間が、それぞれにお部屋を持って、それぞれに特技を生かして、

 

野菜を作る人、クッキーを焼く人、お裁縫をする人がいてお食事はみんなで作ってみんなで食べる、

 

そして老人ホームへ皆でメイクボランティアに行くの!そんな生活ができたら…』

 

と言っていた夢が現実にある世の中になってきたなという感じがします。

 

奈良にも出来たらいの一番に入ります。

 

そういう世の中になってきたことがとてもうれしいです。

 

 

私って自分で言うのもなんですが先見の明?があるでしょ(笑)。

今年は様々なところへ出かけていく年にしています。

 

映画なるものも長年見たことがなかったのですが、

 

立て続けに2本ドキュメンタリー映画の上映会に行ってきました。

 

 

 

最初は奈良の古民家を改装したホテル&レストランの庭で

 

『奈良食べる通信』主催の『エディブルシティ、都市を耕す』という映画の上映と

 

ファーマーズマルシェ&シェフズダイニングに参加しました。

 

映画はサンフランシスコ、バークレイ、オークランドの三都市での

 

経済格差の広がる社会状況を背景に新鮮で安全な食べ物を

 

手に入れるシステムを取り戻そうとする市民のお話です。

 

食と農業に対する問題提起のドキュメンタリーで、

 

映画を見た後奈良の若い農業者とシェフが奈良野菜やジビエを使ったお料理を提供し、

 

お野菜も売っているという楽しい会でした。

 

ただ40代を中心にした人たちで、参加者の中で私が一番高齢者でした。

 

ここに集う若い人たちが生まれたころから添加物のことなど、

 

化粧品を通じて勉強してきたのだなあと思うと感慨深いものがあり、

 

生き生きと勉強したことを臆することなく発言する若者たちを頼もしく思いました。

 

 

 もう一つの映画は若い女性経営者の会社が主催された

 

『地球交響曲 ガイアシンフォニー第八番』を見てきました。

 

25年前に第一番ができたときには感動し三番までは記憶にあるのですが、

 

八番までになっているとは知りませんでした。

 

久々に拝見し、また感動しました。

 

日本の樹にかかわる人たち三人の紹介です。

 

奈良の天河大辡財天社の宝物の能面の写しを作られた能面打の方のお話。

 

世界のヴァイオリンの修復を手掛けられ、東日本大震災の津波で流された木を使って

 

「津波ヴァイオリン」を作られ、ストラディヴァリウスは単なる楽器ではない、

 

魂を宿した有機体、すなわち生き物といわれるヴァイオリン製作者のお話。

 

この二つのお話は日本人が縄文時代の昔から大切にしてきた樹の中に精霊が宿る

 

という精神に根差した森林国日本の話です。

 

後お一人は「海は森の恋人」というNPO法人を作り、

 

カキの養殖のために上流の森に木を植える活動をしていらっしゃる畠山さんの、

 

東日本大震災で全滅したカキを復活された話。どれも興味深いものでした。

 

 

 

 農産物や、森の話等どれもクレコスのソーシャル活動に相通じるものがありその後、

 

寄せていただいた加古川のジョイントショップで開かれた持ち寄りランチ会でもお話をさせていただきました。

 

 

どちらの映画も自主上映で、主婦でも上映会を開催することができます。

 

 

思想信条にとらわれず、純粋に農業のこと、森のこと考えて自分にできる活動をしていく中から

 

何かが生まれてくるような気がします。

 

 

 

ちなみに一品持ち寄り…はさすが皆さんクレコス大好きな、こだわりの主婦の集まりで、

 

食材に気を遣い、手作りされた食べ物は、体が喜ぶ優しいお料理でした。

 

 

毎月催され、みなさん楽しみに次は何を作ってこようかな…と。

 

ちなみに来月のテーマは夏野菜だそうです。

 

 

お茶とおしゃべりの時間にはクレコスの話に花が咲き、

 

みなさん机の真ん中に置かれたクレコスにこにこ基金の箱にお金を入れてくださいます。

 

これは自主的にしていただいていて、毎月会から寄付をいただいています。

 

このような優しい気持ちが集まり東南アジアのクレコスの井戸基金になっているのです。

 

 

 3つの会ともに、素敵な笑顔が溢れる気持ちのいい集まりでした。